物理
高校生
遠心力について
遠心力は見かけの力なのになぜ考慮するのでしょうか。
見かけの力だったら働いていないと思うのですが…
重力は万有引力と遠心力の合力になっているし、
地球の形は遠心力によって楕円体になっているとかいうのは
遠心力が実体として働いているということではないのでしょうか、、、
このあたりがよく理解できていないので教えてくださると助かります!
回答
見かけの力という言葉が少し曖昧なところがあります。
例えば5円玉を紐にくくりつけてそれをブンブン振り回すという例を考えてみてください。
傍から見ると5円玉は糸の張力によって丸いコースを動いています。この時、5円玉には特に他の力は働いていません。
次にあなたが5円玉の上に乗って振り回されてると考えてみてください。つまり5円玉とあなたを同一視するんです。あなたにはもちろん糸の張力が内向きにはたらいています。しかし、張力だけではどんどん中心に向かって動いていってしまいます。実際にはこんなことは起きていません。よってこの時、外向きに何らかの力が働いていると考えます。これが遠心力です。
つまり遠心力は外の動いていない視点から5円玉と共に動く視点に変えた時に登場する慣性力の一種なのです。外からは働いているようにはみえないため見かけの力と言われるのだと思います。
非慣性系では働いているように見えるのではなく、実際に働いているという解釈でいいでしょうか?
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ありがとうございます。
もう少しお聞きしたいのですが、
・車でカーブに差し掛かった時、カーブの外側に体が引き寄せられる
・地球の形が球体ではなく楕円体になる
といったことは、向心力と遠心力が釣り合わず、遠心力のほうが大きくなってしまうために生じているのでしょうか?