現代社会
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有効需要とはどのようなものですか??

回答

✨ ベストアンサー ✨

 有効需要のみを説明することは不可能なので、有効需要を主張したケインズの考えを伝統的な経済学と対比して説明します。

ケインズ以前の伝統的な経済学とケインズの経済学の大きな違いは、
「価格」
の認識にあります。
 伝統的な経済学は「価格」による需要と供給の調整を主張したのに対して、
 ケインズは「価格」を無視して、『生産調整』という考えに基づいて『有効需要』を主張しました。

●伝統的な経済学
 需要量よりも供給量が多くなると、価格が下がる。そして価格が下がることによって、供給された財は全て消費される。

●ケインズ
 需要量よりも供給量が多くなっても価格が下げられることはない。実際に買うことのできる量以上に生産された財は次期に繰越されて、結果的に生産する機械の停止や労働力の削減(失業)が起こる。
        ⇩
 実際に買うことのできる量(有効需要)を大きくすれば、供給される財がより多く消費される。結果的に生産する機械は停止されず労働力も削減起こらない。

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『有効需要=消費(個人)+投資(企業)+政府支出(政府)+(輸出-輸入)』

この式は
『個人消費が拡大したり、企業の投資が増えたり、政府の支出を多くしたりすると、有効需要が大きくなる。』
ということを示しています。
有効需要が拡大することで消費される財が増え、機械停止や労働力削減が起こらずに、失業率が低下するとケインズは考えました。
その為、ケインズは専ら、政府に借金をしてでも支出の増大をさせて有効需要を大きくすることを主張していました。

有効需要だけを理解することはできないので、かなり長く、まとまりがなくなってしまいました。よければ下のリンク先のサイトで更に詳しく解説されているので見てみてください。
https://www.google.co.jp/amp/s/president.jp/articles/amp/150%3fpage=1

ジオ

詳しい説明ありがとうございます🙇‍♂️
リンク先も含めわかりやすかったです!!

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