✨ ベストアンサー ✨
ニュアンス的なところでいうと, 上の方たちがおっしゃられている通りだと思うのですが, 文法・語法面から説明します。ニュアンスでいうと微妙かもしれませんが, 語法面から考えて, これは明らかに間違いになってしまいます。
「言う系動詞talk,speak,tell,sayの4つの違い」として取り上げられることが多いので, talkとspeakも加えて説明します。
まずこれらは自動詞か他動詞かという分類で分けることができます。過去の質問で自動詞と他動詞、目的語について説明しているのでそこら辺の知識に不安があるならよかったら見てください。https://www.clearnotebooks.com/id/questions/1016797
結論からいうと、
○自動詞...talk, speak
○他動詞...say, tell
です。
自動詞のtalk, speakは, まずニュアンス的な違いとして、会話が「一方通行」であるか「双方向」であるかという違いがあります。ですが、語法面ではそんなに変わらず、どちらも自動詞で後ろに目的語が持ってこれないのでtalk with/to=speak with/to, talk about/of=speak about/ofのように前置詞が必要です。ただ, speakの方は後ろに言語がくるときだけ他動詞となります。(speak Englishのように)
一旦送ります。
すごく丁寧に教えて下さり有難うございます。 同じような意味でもこんなに違いがあるんですね。今までは、文の雰囲気でなんとなくこんな感じかな?とボンヤリとしか考えてこなかったので余計びっくりしました。英語って凄く難しいです。
有難うございました。
他動詞tellとsayはニュアンス的にも異なりますが, 文法・語法面での違いもあります。
大きな違いは, とれる目的語の数です。tellは第四文型SVOOとして2つ目的語をとれますが, sayは第三文型SVOとして1つしか目的語はとれません。(文型を習っていなかったら一旦スルーしてもOK)
例えば
Could you tell me how to get to the library?
はOKですが
Could you say me how to get to the library?
は×です。
meは名詞(代名詞)でhow to get to the stationは名詞の塊(名詞句)であってともに文法上名詞の働きをしていますが、sayは1つまでしか目的語(名詞)をとれないからです。
すなわち, 「内容」だけで十分なら目的語1つのsayでもよいですが、「内容」+「言う相手」まで書くならtellを使うか, 前置詞toを使うしかありません。(写真)
今回, I have something to tell you.という文で, この文は不定詞の塊(不定詞句)to tell youが名詞somethingを修飾して形容詞的にはたらいています。(形容詞的用法)あまり詳しく説明すると難しいので控えますが, このときsomethingはtell youの後ろに持ってきても成立していないといけません。(すなわちtell you somethingが文法的に正しくないといけない) これは成立しています。しかし, sayだとsay you somethingとなり, youとsomethingの2つ目的語をとっていることになり、成立しません。この点でtellじゃないといけません。
I have something to say.にしたらsay somethingとなり文法的には成立しますが, 「誰に?」となるので意味的に不成立となります。I have something to say to you.は一応文法的にはOKだと思います。
また, 目的語がthat節になる場合もよく出るので注意です。(写真)