回答

MHCに関する遺伝子群は、6つの遺伝子があるとは言っても第6染色体上に連鎖しているので、ひとまとまりで一緒に遺伝すると考えます。そして、MHC遺伝子の場合、対立遺伝子間に優性劣性の関係はなく、両方が同時に発現(共優性)します。
話を簡単にするために、仮に、父親がその父と母(= 祖父母世代)から引き継いだMHC遺伝子群をそれぞれAとBと名前を付けます。
同様に、母親がその父と母から引き継いだMHC遺伝子群をそれぞれCとDと名前を付けます。
父親のMHCの表現型が「AB」で、母親が「CD」。
すると、子供が引き継ぐMHC遺伝子群の組み合わせは、「A+C(表現型 AC)」「A+D(表現型 AD)」「B+C(表現型 BC)」「B+D(表現型 BD)」の4通り。ですので、子供どうしで組み合わせが一致する可能性は、1/4=25%となります。

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