回答

✨ ベストアンサー ✨

これはまた、愚直に(馬鹿正直)にトランジスタの勉強をしていますね。
中学生には、3つ足のトランジスタを短時間の授業で学習理解するのは難しいです。

【状況の確認】
・理科の授業で出てくる電気は、一筆書きで電気が電池から出て行って帰ってくる。
・トランジスタの電気回路などは、回路が2つに分かれる(並列より複雑)とか、電源が二つある(ラジオの増幅回路の電波)とか、はては、状況によって電流の流れが止まったり逆流する(明暗センサとかをくっつけた場合)とか複雑です。
→このように、理科と技術の連携が良くない状態で、中学校で教えるから、よくわからない事になります。
○技術の先生は、熱心にトランジスタの仕組みを教えている。
▲教える内容をかみくだいていないので、初めて見る生徒は混乱するでしょうね。
Q:想定できる先生の人となりはどちらですか?
真面目な年配の先生
真面目な若い先生
こんな授業するくらいだから、素人でもやる気の無い先生でも無いでしょう。
★高専や工科系の高校では、当たり前の内容ですので、中学校の時は、こんな部品もあるんだ程度でいいですよ。
★高専は、進学校並みの偏差値ですが、標準的な(偏差値のそれほど高くない)普通科高校と工科系の高校はそんなに変わりません。つまり、専門の授業を受ければ高校生なら理解できる(理解しないといけない)程度の内容でもあります。
もし、進路を考える場合は、『何にでもなれる可能性はあるけど、(本人がボーとしていたら)何にもなれない(=中途半端な)普通科高校』より、高専や工科系高校をオススメします。高校の先生とうまく連携すれば、理系大学への道も開けますし、技術職としての就職もあります。

【本題】
①ラジオ(アナログ放送)を考えてください。
放送内容は微弱な電波でラジオ局から送られてきます。
もし、電源が微弱な電波だけでスピーカーの音を鳴らしているとしたら?スピーカーは動きません。
なら、強力な電波を使えば、電波だけで音あを鳴らせます。しかし、そんな強力な電波があなたのまわりをただよっていたら、感電するというか、殺人兵器?状態かも知れません。
②ラジオ放送の電波という微弱な電源を、スピーカーで大音量を出せるだけの大音源にする必要があります。
③そこで、トランジスタ!
※授業で習う基礎的な回路では、一つの電源を使って説明する事がありますが、ここでは2つの電源を使います。
【参考資料】たまたまネット検索で上位だった。図を見てください。
トランジスタ - 機械設計エンジニアの基礎知識
https://d-engineer.com/electric/toranjisuta.html
④★キーワードは半導体
電気は流すけど、金属ほど電気を好き好んで流さないけど、石みたいに流れないわけでもない。(中途半端な素材)
さらに、同じ半導体でも、混入する素材によって、さらに、流れやすさが変わる。pとかnとか。ややこしい!
なので、「電気好きと、電気流すけど電気嫌いの2種類の半導体があって、通電の勢いがあるとどちらも電気流す。」と理解してください。
⑤提示のプリントでは、ベースとそれにつながっているpがスイッチの役割をする。
※電気の流れと電子の流れが逆ですので、そこを補正して理解しやすい方で理解してください。
「電子」は、p→nは流れない(流れにくい)けど、n→pは流れる。
n→p→導線(銅線)の流れができるとpはいつも電子で満たされる。
そうすると、nがpの電子を大量に奪っていくので、n→p→nが通電する。
n→p→nに流れるということは、p→nでも流れるじゃないか!と思うでしょう?
でも、それは勢いがついたとき、pにいつも電気が流れるもう一つの道ができたときと言う条件がつきます。
★ここの理解がなんとなくできると、なんとなくわかります。
pとかnとか足の名前とかは、頻繁に使っていたら嫌でも思えてきますよ。
⑥理解の山場です。
ベースの微弱な通電で、コレクタ側に大きな通電を作れる。
ラジオの場合、電波の波形をペースに流すことで、コレクタにスピーカーを動かす大電流を流すことができるのです。

⑦まだまだ、トランジスタの話は続きます。
つまり、微弱な電気信号で大きな電気を制御する。
現代社会の本命「スイッチング作用」登場!
部屋の照明は、指(手動)でONとOFFをしていますが、電気信号で、電気のONとOFFができるのです。
⑧それが、情報の授業で習う1ビットにつながっていきます。
実際はもっと複雑でしょうけど、ザックリとした説明ですが、1ビット=トランジスタ
1つのトランジスタでは、ONとOFFの2種類の情報しか区別できませんが、複数のトランジスタを用意すれば、大量の情報を区別できます。
トランジスタを1つずつはんだ付けするのは面倒くさいので、回路と複数のトランジスタを一つにまとめたのが、集積回路(IC)です。
ICを高性能にしたのは、パソコンやスマホのCPU(中央演算処理装置)。
★現在人は、トランジスタ無しの生活はもはやできない。
→だから、仕組みを知っていて損は無い。
個人では、CPUは微細すぎて作れないけど、アイディアをひらめけば有効に使う事はできる!

お役に立てたでしょうか?余計に混乱させたでしょうか?

増幅作用,スイッチング作用,トランジスタ,電気,情報
うみはる。

言葉と情報で圧倒されました!!
凄かったです。
自分の知識不足をわかりました...これからトランジスタの勉強に励みます。
解答ありがとうございました!

うみはる。

多分年配ですごく異質です

ひふみ

お役に立てて何よりです。
学校の技術の先生は、「異質」ですか。
なら、よけいに大切にしてくださいね。

「技術の常識、非常識」ですから、異質に見えるくらいでちょうど良いです。
一般人が思う常識は、技術革新により古い物になりますから、
非常識とか異質に見えるくらいがちょうど良いです。

ただ、授業時数の制約もあるので、私の説明と同じ説明を授業でするとなると大変だと思いますね。

うみはる。

なるほど...今度個人的に聞きに行ってみます!

ひふみ

うみはる。さんと技術の先生が良好な関係を築かれることを期待しています。
あなたの好奇心を満たす上でも、損は無いと思います。

それと、各地でGIGAスクール構想が始まっていますが、
★中学校でGIGAスクール構想成功の要は、技術教師の温存にあります。
小学校も中学校もパソコンを使った授業ができる先生は希少です。

さらに、GIGAスクール構想と小学校の相性は良い。
(特に低学年の)小学生にとって、(貸し出しでも)マイパソコンが手に入るのはとってもうれしい事です。

担任の先生が、小学生にとってよく使い方のわからないパソコンを教えてくれるなんてとってもうれしい事です。
(ここで教わることは、初歩的な事でも、小学生にとっては、初体験)

小学生にとって、授業中、縦横無尽にパソコンを使った学習体験

それが原体験となり、ときめき補正が最大限にかかります。
そして、彼らは中学校に進級します。

中学校では、パソコン=技術で、パソコンを使った授業をしている教科の先生は皆無でしょう。
総合の調べ学習でインターネットを使うくらいです。
中には、技術の先生が非常勤とか、他教科の先生が臨時免許。=質はよろしくない。とりあえず、教科書をしている程度。
専門の技術の先生がいても、学級や部活や校務分掌が忙しく、自分の教科の教材研究が後回しになりやすい。
こんな中学校が多いです。
だから、授業でGIGAスクール構想のパソコンはあまり使わない。配っただけの中学校が多いとも噂されています。

これでは、小学校の時にGIGAスクール構想の良い思い出を持った中学生が、中学校(先生)に失望(しらけて)してしまう。
授業がつまらないから、生徒が好き勝手するので、生徒を内申や校則でしばろうとする。
結果、規制が増えてGIGAスクール構想も縦横無尽に使えない。
悪循環になりかねません。

情報の授業を長年してきた技術の先生がある意味、最後の砦でもあり、GIGAスクール構想の要なのです。

この件の参考になるQ&Aのリンク
https://www.clearnotebooks.com/ja/questions/1120807

Q:そもそも、そちらは、GIGAスクール構想のパソコン配られましたか?
回答は、リンク先にしてもらうとありがたいです。

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