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1. 天下り とは
天下り』という言葉の本来の意味は
「天上界から地上に降りてくること。また、その人」です。
要は「“上”の人が降りてくること」ですね
そこから転じて日本では主に…
「上役からの、または官庁から民間への強制的な命令や押し付け。」や
「退職した高級官僚などが外郭団体や関連の深い民間企業の相当の地位に就任すること」
といった意味で用いられています。
ざっくり「役人が民間の会社のポストを得ること」だと思ってください。
2. なぜ「天下り」するのか?
(1) 役人側
ポストが役所だけでは足りないためです。
役人は公務員で、毎年定期的に新しい人材が入ってきます。国家公務員、それも上のほうにもなると優秀な若手が毎年入ってくるのです。
そうなると年齢が上の人たちはどんどん居場所がなくなっていきます。立場が偉くなって「〜長」などのポストを得られる人は同期で一握りです。
残りの人はポスト(居場所)が役所には無くなっていきます。
(2) 企業側(天下りされる側)
企業は役人に融通をきいてもらうために「天下り」を受け入れます。
企業は事業をするにあたって様々な規制を受けます。
例えば建設業の会社なら国土交通省、教育ビジネスなら文部科学省、といった感じですね。
彼らの「身内」を自分たちの企業に取り入れることで、自社に有利なように規制がなされるように狙います。
3. 何が問題か?
役人の本来の仕事は何でしょうか?
役人にもさまざまな種類がありますが、基本的なことの一つは国民の税金をうまく活用すること、変なことに使われないように『規制・監督』することです。
『天下り』はこの役人の役割を邪魔してしまいます。
役所の役人は、規制すべき会社に、昔の上司や先輩がいたのではダメなものはダメと言いづらくなりますね。
4. 調べてみよう
Q1 そもそも何故、役所は自分のところで抱えきれなくなるほどの役人を採用するのでしょうか?
長くなってしまいましたが、以上です。
上手く説明できてる気があまりしませんが(はじめてのQ&A対応です)、お役に立てれば幸いです。
こんなに詳しく教えていただきありがとうございます🙇♂️
とても初めてと回答とは思えないほど分かりやすいです!!