まず、分詞の形容詞的用法の基本として、ingは能動、edは受け身になることをおさえてください。
例
That sleeping baby is my son .
(あの眠っている赤ん坊が私の息子です。)
分詞が修飾しているbabyは「眠っている」ので現在分詞です。
Look at that broken window.
(あの割れている窓を見て)
分詞が修飾しているthat windowは「割っている」のではなく「割られている」ので過去分詞です。braking windowだと窓から手足が生えてハンマーであちこちの窓を割っているみたいなカオスなことになります。
これをおさえた上で、次におさえないといけないのは、もとの動詞の意味です。exciting, excitedは動詞exciteの現在分詞と過去分詞、surprising, surprisedは動詞surpriseの現在分詞と過去分詞です。interesting, interestedは動詞interestの現在分詞と過去分詞です。(形容詞的用法の分詞は、動詞と形容詞の2つの性質を持つが、頻繁にこの形が使われていくうちに動詞としての性質が薄れて、形容詞として扱われるようになっていった)
exciteの意味は「わくわくする」ではなく「わくわくさせる」です。同様にsurpriseの意味は「驚く」ではなく「驚かせる」です。
よって
excitingは「わくわくさせることをしている」
=「興奮させる、わくわくさせる」
excitedは「わくわくさせられている」
=「興奮して、わくわくして」
となります。これだけだと分かりにくいので具体例を挙げます。せっかくなので問題形式にします。
(1)This wrestling match is so {exciting・excited}.
(2)I'm {exciting・excited} to go to the party.
(3)I was so {boring・bored} with his lecture.
(1)「レスリングの試合さん」は「わくわくさせる」のか「わくわくさせられる」のかを考えると、「レスリングの試合さん」は僕たちをわくわくさせるものなのでexcitingです。
(2)私は「わくわくさせる」のか「わくわくさせられている」のかを考えると、私は「わくわくさせられている」のでexcitedです。私がわくわくさせるということになると、皆の前で一発芸でもやっているようなことになります。
(3)私は「退屈させた」のか「退屈させられた」のかを考えたら、講義を聞いて「退屈させられた」のでboredです。boringなのはこの場合授業をしている教授です。