日本史
高校生
解決済み

糸割符制度についてです。

当時、中国の生糸をポルトガルが買い取り、
それを高値で日本に輸出することで
ポルトガルが利益を独占していたことが背景で、
糸割符制度が行われたということは知っています。

しかし、そこで糸割符制仲間が生糸を購入することで、ポルトガルの利益独占を阻止できる仕組みがわかりません。

結局ポルトガルから生糸は買っているですよね??

解説お願いします🙇‍♂️

回答

✨ ベストアンサー ✨

お答えします。当時、日本は中国と断絶状態にあったため中国との貿易はできませんでした。そこの間に入ったのがポルトガル商人です。そこで日本商人は中国産生糸をポルトガル商人から生糸を買うことしかできませんでしたから価格はポルトガル商人の思うままでした。例えば、生糸1梱千円で売っているとします。そこで日本商人たちは千円で購入するわけですが、そこに五千円で買いますという商人が現れます。これは需要が高まったことでインフレが起こるわけですね。そうするとポルトガル商人は千円ではなく五千円でその商人に売りつけます。そうすることでポルトガル商人は需要が高まっていることに乗じて生糸の価格を高騰させていきました。幕府は支払いに銀が使われていたことから銀が大量流出したことを受け自由に商人に売買をさせていては日本の財政が危ないと感じました。そこで幕府は糸割符仲間をつくりその特定商人だけに生糸を購入できる権利を与えました。そうすることでポルトガル商人は自由に商人に売りつけることができません。特定商人に売ることしかできません。生糸1梱を千円で売ろうとした時、特定商人は千円でしか買わないよ!と言います。ポルトガル商人が価格を上げようものなら生糸を購入しないと言います。そうするとポルトガル商人は自由に価格設定をできなくなります。このようにして幕府はポルトガル商人の利益独占を防いだわけです。

返信遅くなりました🙇‍♂️
理解しました!
わかりやすく詳しい説明ありがとうございます

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?