日本史
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解決済み

1948年のドッジ・ラインで1ドル360円の為替レートになりました。
どうして輸出にメリットがあるのでしょうか

回答

✨ ベストアンサー ✨

ドッジ=ラインは、ドッジが提案した経済安定政策のことで、1ドル=360円だけではありません。

ドッジ=ラインの内容は、
①国内の需要を抑制し、輸出を拡大させる
②単一為替レートを設定し、市場の合理化を進める。
③民間への投資資金を投入し、生産を拡大させる

の3点で、日本経済の復興・自立を目指したものでした。
この②の提案を受けて、1ドル=360円の単一為替レートが設定されたわけですね。

②の内容は難しいですが、要するに、今までは国家の統制下にあった企業を自立させ、国際競争力をつけさせるのが狙いでした。
今のドル=円レートを見れば分かるように、1ドル=360円は超円安で、輸出に有利です。しかも固定レートなので、どれだけ輸出しても円高になることはなく、輸出には大きなメリットになります。(これが後の日米貿易摩擦に繋がることになるんですが)

以上長々と書きましたが、ドッジ=ラインは全体として日本の輸出を促進し、国際競争力を高めるのが狙いだったわけです。輸出に有利になるような仕組みとして、1ドル=360円の固定レートが設定された、ということです。

ツタンカーメン

なるほど!
長くてもとても読みやすかったです!
ありがとうございます!

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