公民
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公共の福祉ってどういうことなんでしょうか…教科書を見てもよく分からなくて…

回答

✨ ベストアンサー ✨

個人と個人の人権がぶつかった時に、その調整を行う基本原理のことです。

例えば、ある芸能人Aの生活が赤裸々に報道されるような週刊誌が出たとします。
この場合、Aの「プライバシーの権利」と編集者(出版社)Bの「表現の自由」が衝突していますね。つまり、このままではAの人権が侵害されたままになってしまいますが、「週刊誌を出すな!」と言ってしまうと、Bの人権が侵害されてしまうのです。どちらも正当な権利です。どうしましょう...

こんな時に働くのが「調整原理」である「公共の福祉」です。

Bにいくら表現の自由があるとは言っても、Aの人権を侵害しちゃ駄目ですよね。自分の人権を振りかざして他人の人権を侵害すること、これを「人権の濫用」と言います。

人権を濫用しないように、社会全体が良くなる(他人の人権を侵害しない)ように人権を叫びましょう、そうする義務と権利がありますよ、というのが日本国憲法の考えなんです。そして、このこと(人権の衝突が起こったとき、調整するための目安みたいなもの=原理)を「公共の福祉」というのです。

決して「みんなの幸せが優先だから個人の権利は無視していいよ!」ではないので、気をつけて下さい😃

ゲスト

回答ありがとうございます☺️☺️詳しい事例をあげてくださったおかげで簡単に理解することが出来ました!ありがとうございました!

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回答

たとえば日本国憲法では、個人の権利は「最大限認められるべき」ですよね。

しかしこの原則には限度があって、権利とは無制限に認められるべきなのではなく、「他人の権利を侵害しない」範囲で認められるのです。

このことを、「公共の福祉(の範囲で認められる権利)」と言います。

公共の福祉=他人の権利を侵害しないようにかかる権利の制限、と捉えると分かりやすいと思います。

ゲスト

回答ありがとうございます☺️制限のことだったんですね…!頑張って勉強していきたいです!

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