①He has a cat (which is called Mike).
②This is a car (which he bought yesterday).
という2つの文で考えます。
関係代名詞で大事なことは関係代名詞より後ろの文が絶対に「何か欠けている不完全な文」だということです。主語が欠けているなら主格、目的語が抜けているなら目的格です。
①②について、それぞれwhichより後ろを取り出してみます。
① is called Mike.
これは明らかにおかしいですよね。 is called Mike.なんかいう文は気持ち悪いと思います。この文は文のはじめにくる要素である主語が欠けています。この抜けた主語こそが先行詞a catですね。A cat is called Mike.は成立します。
②he bought yesterday.
「これ、何もおかしくないやん」と思ったならば、目的語が何かわかっていないので、※を先に見てください。わかっていれば見なくてもいいです。
※目的語とは
まず、動詞には大きく分けて2種類の動詞があります。
run「走る」やswim「泳ぐ」のようなそれだけで使える「自動詞」とlike「~を好む」やbuy「~を買う」のような、後ろに「~を」にあたる名詞が必要な「他動詞」です。
例えば、友だちがすごく落ち込んで教室に入ってきたとして、「どしたん？」って聞いたら「おばあちゃん死んでもうてん」って答えたとします。そこで「何を？」とは聞かないですよね。そんなやつは変態です。dieは後ろに「~を」がいらない自動詞だからです。
一方、友だちが血まみれで教室に入ってきたとして「どしたん？」って聞いたら「俺、殺してもた」と言ったとします。「誰を？」と聞くのはおかしくないですね。killは他動詞だからです。
この「~を」にあたる名詞を目的語といい、buy a car , like soccerだったらa car, soccerが目的語になります。
②he bought yesterdayは「彼は買った」となりますが、これだけみたら「何を？」ってなると思います。buyは他動詞なのに目的語が欠けているからです。この欠けた目的語が先行詞のa carになり、he bought a car yesterday.だと成立します。
すごいわかりやすいです、！！
ありがとうございました🥺
まとめると、
①関係代名詞より後ろだけ見る
②主語が欠けているのか(→主格)、目的語が欠けているのか(→目的格)チェック
③欠けているところに先行詞を入れて成立するか確認
ダメな覚え方は、whoの後ろに動詞が来ていたら主格というやつです。これは、中学では確かに通用することがほとんどだと思いますが、高校に入ってから連鎖関係代名詞というのをやるのでそのときに困ると思いますし、関係代名詞には「欠け」があるという認識は、高校で習う「関係副詞」(関係副詞は後ろに欠けがない)との違いにも繋がってくるので、上の方法でできるようにするといいと思います。