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化学

化学5 アミン

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Ayaka(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

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Senior HighKelas 3

こんにちはー(∩´∀`∩)
何か要望があればコメントください!!
化学の他の単元のノートも公開してるので、ぜひ見てください😊

♩¨̮内容
1ページ目 アミン
2ページ目 アニリン
4ページ目 アセトアニリド
5ページ目 アゾ化合物

ノートテキスト

ページ1:

アミン
☆アミン
・化合物中に-NH2 の官能基をもつ化合物.
・塩基性を示す。
第一級アミン
H
R-N-H
◆第二級アミン
1
R-N-H
第三級アミン
1
R-N-R"
☆脂肪族アミン
・脂肪族の炭化水素基がついているもの.
・アンモニアよりも少し強い程度の塩基性を示す.
☆芳香族アミン
・芳香族炭化水素基がついているもの.
・アンモニアよりもはるかに弱い塩基性を示す。
sp3.
SP2
NH2
アニリン
H.
兀結合
H
H
非共有電子対
HT
6結合
※非共有電子対が非局在化することによって、塩基性が低下する。

ページ2:

アニリン
<製法 >
.
ニトロベンゼンをスズ(または鉄)と濃塩酸で還元し、生成した塩に塩基を加え,
アニリン(弱塩基)を得る.
NO2
-NH3Cl
2
+3Sn+14HCL-
→ 2
+3SnCl4+4H2O
ニトロベンゼン
スズ 塩化水素
アニリン塩酸塩
.
ニッケルなどの触媒を用いて,ニトロベンゼンを水章で接触還元させる方法でも生成
できる.
<性質>
・アニリン塩酸塩にアニリンより強い塩基である水酸化ナトリウム水溶液を加えると,
アニリンが遊離する.
-NH3CL
NH2
•
•
•
+ NaOH→
+ NaCl + H2O
アニリン塩酸塩 水酸化ナトリウム
アニリン
(油状)
⇒弱いもの追い出し反応
特有のにおいをもつ無色の有毒な液体で、酸化されやすい。
理由: 電子供与性のアミノ基の影響で,ベンゼン環の電子密度が大きくなり,酸化剤
の攻撃を受けやすくなっているため、酸化されやすい。
空気中では次第に黄色~赤褐色に変化する.
アルコールやエーテルなどの有機溶媒にはよく溶けるが, 水には溶けにくい.
理由:アミノ基(-NH2)とH2Oが水素結合を作ることで水和される.
→アミノ基は親水基として働く.
→疎水性のベンゼン環の占める割合が非常に大きいため、水に溶けにくい.
弱い塩基性を示し、塩酸にはアニリン塩酸塩を生じて溶ける.
(赤色のリトマス紙を青色に変える程の力は無い.)
-NH2
+ Hcl
NH3CI
アニリン
塩酸
アニリン塩酸塩

ページ3:

<アニリンの呈色反応 >
・アニリンをさらし粉の水溶液で酸化すると赤紫色に呈色する.
→アニリンの存在の確認に用いられる.
・空気やニクロム酸カリウムで十分に酸化すると,アニリンブラックが生成する.
☆アニリングラック
・黒染料や黒色顔料に用いられる。
・アニリンに硫酸銅の触媒の存在下で,硫酸酸性のニクロム酸カリウム水溶液を
加えると、水にやや溶けにくいアニリン硫酸塩が沈殿する.
→暗緑色となり、黒緑色に変化する.
→加熱し、完全に酸化させると、アニリングラックに変化する.
・光・洗濯によって色落ちせず,櫞をよく染める実用的な染料として用いられる.

ページ4:

アセトアニリド
☆アセトアニリド
アニリンにアセチル基がついた化合物.
アニリンと無水酢酸を作用させることで生成される.
アニリン
H
・CH3.
C-CH3
0
無水酢酸
アセチル基
N
・CHE
+HO-C-CH3
アミド結合
アセトアリンド
酢酸
・アニリンに酢酸と濃硫酸を加えて加熱することでも生成できる.
・白色の結晶で、中性の物質である.
理由:アセチル基の電子吸引性によって窒素原子の電子密度が小さくなっており,
Hを引き寄せる力が弱くなっているため、中性の物質である.
☆アミド結合
分子中の-NH-CO- 結合.
☆アミド
アミド結合をもつ化合物.
・アミンとカルボン酸との縮合によって生成される.
・エステルと同様に、または塩基の水溶液を加えて加熱すると加水分解され、アミン
とカルボン酸に戻すことが出来る.
練習 アニリン 9.3gから得られるアセトアニリドは理論上何gか.
答え
0
"
NH2
-C-CH3
-N-C-CH3
+0
0 + CH3COOH
C-CH3
"
アニリン
0
アセトアニリド
アニリンC6H7N=12×6+7+14
アセトアニリドCoHoNO=12×8+9+14+16
=72+7+14
=96+9+30
=93g/mol
=135g/mol
9.3g÷93g/mol=0.10mol
135g/molx0.10mol=13.5g
1113.58
サ

ページ5:

アゾ化合物
☆アゾ化合物
・分子中にアゾ"基-N=N-をもつ化合物.
黄色から赤色の鮮やかな色彩を持つため, 工業用染料の約60%を占めるアゾ染料と
してよく用いられる.
・染料や色素などとして広く用いられている.
・アニリンからジャゾ化とカップリングと呼ばれる二段階の反応によって得られる.
☆芳香族アゾ化合物
アゾ染料や色素などとして広く用いられる.
①ジアゾ化
-NH2
IN+ENCI
+ NaNO2+ 2HCl
~プレ
+ NaCl+ H2O
アニリン
亜硝酸ナトリウム塩酸
塩化ベンゼンジアゾニウム 塩化ナトリウム水
・第一級芳香族アミンに亜硝酸HNO2を加えながらジャゾニウム塩を生成する反応.
・アニリンの希塩酸水溶液を氷冷しながら亜硝酸ナトリウム水溶液を加えると、塩化
ベンゼンジアゾニウムが得られる.
→芳香族アミンからR-NTEN の構造をもつジアゾニウム塩が生成する.
・5℃以下の低温な環境で反応させなければならない.
理由:塩化ベンゼンジアゾニウムは常温では不安定で分解し,フェノールと窒素を
生じる.
MENCI + H₂O
5℃以上、
-OH
+N2+ HCl
塩化ベンゼンジャゾーニウム
フェノール
窒素
※ジアゾニウム:窒素2原子で陽イオンになったもの.
※亜硝酸:不安定な弱酸で、水溶液中のみ存在する.
亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)に強酸を加えて分解し,その場で生成した
亜硝酸をそのまま反応に用いる.

ページ6:

②ジアゾカップリング
.
ジアゾ化で生成したジアゾニウム塩に様々な芳香族化合物(フェノール類・芳香族
アミンなど)を反応させて, 染料などのアゾ化合物を得る反応過程.
.
・冷却した塩化ベンゼンジアゾニウムの水溶液にナトリウムフェノキシドの水溶液を
加えると,P-ヒドロキシアソベンゼンが生じる.
-N₂+cl
o Nat
+
ジアゾカップリング
アゾ基
○
-W=N
塩化ベンゼン
ナトリウム
ジアゾニウム
フェノキシド
P-ヒドロキシアゾベンゼン
(p-フェニルアゾフェノール)
→ジアゾ成分:ジアゾ化に用いた芳香族第一級アミン・
カップリング成分:カップリングされる芳香族化合物。
<利用 >
.
.
芳香族アゾ化合物は一般に黄~赤色の結晶 .
アゾ染料やアゾ顔料として用いられる.
メチルオレンジやメチルレッドなど。
ex: メチルオレンジ
OH+NaCl
(CH3)2N-
N
·N=N-
S03Na+
<色素 >
☆色業:可視光線の一部を吸収し、 固有の色をもつ物質.
① 染料 : 水などの溶媒に溶け、繊維と結びつき, 洗浄しても取り除かれないもの.
◆ 天然染料: 植物や動物などから得られる.
→合成染料:石炭や石油などを原料に化学的方法によって得られる.
②顔料: 水などの溶媒に溶けず,物質に分散させて着色するもの.

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