最終的に求めるものは、正の約数を全てかけたものを2進数で表したとき0がいくつ続くか?ですね。
10進数と、2進数の関係でどんな時に2進数で0が続くかを考えてみます。
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左10進数:右2進数 10進数の2の因数と2進数の0の数の関係
1:1 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
2:10 10進数に2の因数は1、2進数の0は1
3:11 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
4:100 10進数に2の因数は2、2進数の0は2
5:101 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
6:110 10進数に2の因数は1、2進数の0は1
7:111 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
8:1000 10進数に2の因数は3、2進数の0は3
9:1001 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
10:1010 10進数に2の因数は1、2進数の0は1
11:1011 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
12:1100 10進数に2の因数は2、2進数の0は2
13:1101 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
14:1110 10進数に2の因数は1、2進数の0は1
15:1111 10進数に2の因数は0、2進数の0は0
16:10000 10進数に2の因数は4、2進数の0は4
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上の表から、10進数で2の因数の数が、そのまま2進数での0の続く数になっていることが分かります。
なので、問題で2進数で0がいくつ続くか?を求めるには、
10進数の時に2の因数が何個あるか?を求めることと同じになります。
では、正の約数をすべて掛け算したときに、2の因数はいくつあるか?
これはここまでの解答から
2の倍数になる約数が、16個(この16個には、4の倍数も含まれているため、4の倍数の数だけ2の因数を数え漏らしている)
4の倍数になる約数が、8個(この8個は、上で数え漏らした4の倍数で数え漏らした2の因数を追加している)
トータルで、16+8=24個の2の因数が含まれている。
2の因数の数が、2進数での0の続く数だったので、24個の0が続くことが分かる。