経済などでよく出てくる「右上がり」「右下がり」という言葉は、グラフの形(特に線グラフ)に関係する表現です。
右上がり・右下がりとは何か?
グラフを見るとき、左から右に時間が進むのが一般的です(横軸=時間軸)。
🔹右上がり(みぎあがり)
• グラフの線が右にいくほど上にのぼっていく形。
• 時間が進むにつれて、数値(値)が増えていることを表します。
➡ 売上がどんどん上がっている → グラフは「右上がり」になります。
🔹右下がり(みぎさがり)
• グラフの線が右にいくほど下に下がっていく形。
• 時間が進むにつれて、数値が減っていることを表します。
➡ 利益が下がっている → グラフは「右下がり」になります。
• 右上がり = 景気がいい・成長している
• 右下がり = 景気が悪い・減少している
たとえば「GDPが右上がり」なら、経済はよくなっているという意味です。
🔷 結論:なぜ供給曲線は右上がり?
→ 価格が上がると、供給量が増えるからです。
詳しく解説
◆ 供給者(売る側)の立場で考える
たとえば農家が「トマト」を売っているとしましょう。
• トマト1個が 100円のときより、
• トマト1個が 200円になると、
→ 農家は「おっ、もっと作って売ろうかな!」と思いますよね?
つまり、
• 価格が高くなればなるほど、たくさん売ろうとするのが自然な経済行動です。
• この関係をグラフにすると、価格(縦軸)が上がるほど供給量(横軸)も増えるので、右上がりの曲線になります。
🟡「左下がり」と感じた理由は?
たぶん「需要曲線(買う人のグラフ)」と混同しているかもしれません。
需要曲線(買う人の立場)
• 価格が高いと、あまり買わない
• 価格が安ければ、たくさん買う
→ これは **左下がり(右下がり)**の曲線になります。
供給曲線の右上がりの理由がわかりません。
左下りだと思うのですが、どうしてでしょうか?