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特集
元素記号・化学式・化学反応式
基本チェック
●元素記号 元素は, アルファベット1文字
または2文字の記号で表す。
②化学式 元素記号を用いて物質を表したも
の。
化学反応式 化学変化を化学式を組み合わ
せて表した式。化学変化の前後(左辺と右辺)
で原子の種類と数を等しくする。
化学反応式のつくり方
●反応前の物質名を矢印 (→) の左側に,
反応後の物質名を矢印 (→) の右側に書き,
その下にそれぞれの物質を化学式で表す。
矢印(→)の左右で水素原子の数を等しくするために、
左側の水素分子H2を1個ふやす。
H2
H2O
水素 + 酸素
水
+ 02
H2
H2O
H2 +
O2
H2O
矢印の左右でHの数は等しいが、 0の数は等しくない。
これで,左右の水素原子と酸素原子の数が等しくなる。
矢印 (→) の左右で酸素原子0の数を等しくするために,
右側の水分子H2Oを1個ふやす。
④水素分子H2が2個は2H2, 水分子H2Oが2個は2H20
と表せるので, 化学反応式は次のようになる。
H2O
2H2
+
O2
2H₂O
H2 + 02
H2O
|矢印の左右で0の数は等しくなるが, Hの数は等しくない。
完成後は,左辺と右辺の原子の種類と数を確認しよう!
33 化学式
①~ ⑨に化学式を書きなさい。
①炭素
④ アンモニア
⑦ 二酸化炭素
② 亜鉛
⑤ 塩化水素
⑧ 硫酸
③カルシウム
⑥ 塩化ナトリウム
⑨ 炭酸水素ナトリウム
34 化学反応式
aiに化学式, ①~③に数字を入れ, 化学反応式を完成させなさい。
鉄と硫黄が結びつく反応 Fe+ (a) (b)
a
・水の電気分解
(①) H2O →2(c) + O2
①
.
酸化銀の熱分解
2Ag2O→ (②) Ag + (d)
2
・マグネシウムの燃焼
(③) Mg + O2→2 (e)
(3)
b c de
b
・水素による酸化銅の還元 CuO + (f) → Cu + (g)
f
g
・塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和
HCl + (h) → (i) + H2O
h