ⅣV 生態系に関する次の文を読み, 下の問いに答えよ。
ある物質が生物のからだに入り、外部の環境よりも高濃度に蓄積されることを特に(という。特に問題
となるのは、農薬の散布や工業排水などで,水中や地中に放出された有害な化合物や重金属などが生物体内に蓄
積する場合である。濃縮された物質は高次の消費者になるほど高濃度に蓄積していく。 水中に広く拡散した有害
物質がこの現象によって高濃度に蓄積し、生物に害をもたらす場合がある。 下図は、ある湖における(イ)の
一例である。 矢印の先に示す動物は捕食者で、数字は捕食者が被食者を補食したときの体重の転換効率 (%表
している。
10
50
小エビ
サク魚
マス
(1) 文中の空欄に最も適切な語を答えよ。生物濃縮、食物連鎖
カモメ
(2)自然界では, 捕食者は数種類の生物を捕食しており,食う一食われるの関係は複雑に絡みあっている。 こ
ような関係を何というか。食物網
1x 10 x 50 xα=5181= 5 x=-100
(3)図において、マスの体重が増加するために必要な小エビの重さは何か [
3-5
湖水には微量のDDT が存在しており、 小エビには重量当たり0.4ppm DDT が含まれていた。 DDT は捕
食者に移ってすべてが体内に蓄積され, 捕食者による DDT の分解や排出はないものと仮定すると、 カモメ
の体内に含まれるDDTは重量当たり何 ppmか。 1ppmは1kg 中に1mgの物質が含まれていることを示す。
0.7
((1)(2)各1点(3)(4)各3点 計9点)
1004