化学基礎
Na2CO3
Hel
問7 炭酸ナトリウム水溶液は塩基性を示し、これに塩酸を加えていくと、次の
式(1) 式 (2) のように, 異なるpHにおいて二段階の中和反応が起こる。
化学基礎
a
pH 12~8付近の間で進む反応の反応式
P160
この実験において、第一中和点で用いたフェノールフタレインおよび第
P147 二中和点で用いたメチルオレンジの,それぞれの指示薬の色の変化の組合
として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
10
Na2CO3 + HCI NaHCO3 + NaCl
0.06
161
(1)
フェノールフタレイン
メチルオレンジ
pH8~4付近の間で進む反応の反応式
NaHCO3 + HCI → NaCl + H2O + CO2 (2)
濃度不明の炭酸ナトリウム水溶液25mL を 0.10mol/Lの塩酸で滴定する
実験を行った。 図1は、 そのときの塩酸の滴下量とpHの関係を表したもの
である。 式 (1) の反応の中和点を第一中和点といい, 指示薬にフェノールフタ
レインを用いることで判定できる。 また, 式 (2) の反応の中和点を第二中和点
といい, 指示薬にメチルオレンジを用いることで判定できる。 次ページの問
い(ab) に答えよ。
①
無色から赤色
赤色から黄色
②
無色から赤色
黄色から赤色
③
赤色から無色
赤色から黄色
Na2CO
④
赤色から無色
黄色から赤色
中和滴定
P156
b 滴定開始から第二中和点までに加えた塩酸の体積は50ml であった。
この実験で用いた炭酸ナトリウム水溶液のモル濃度は何mol/L か。 最も
適当な数値を,次の①~⑤のうちから一つ選べ。
11
mol/L
0.050
② 0.10
③ 0.20
④ 0.40
⑤5 0.80
D
14
115
12
I-FAC10-
DE
pH
6
2
フェノールフタレイン
主中和 メチルオレンジ
0
0
10
20530
40
50
60 70
塩酸の滴下量 〔mL]
図1 塩酸の滴下量とpHの関係
(11
258
(