✨ 最佳解答 ✨
各炭酸塩は、ある特定の温度において、CO₂ の分圧(解離圧)が一定値に達すると平衡状態に達し、それ以上は分解しません。
一般に、BaCO₃ の分解に必要な温度は CaCO₃ より 高い 。
つまり、同じ温度なら BaCO₃ の解離圧は CaCO₃ より低い 。
1. もし CO₂ の分圧が BaCO₃ の解離圧より大きい場合
→ BaCO₃ はほとんど分解しない。
2. もし CO₂ の分圧が CaCO₃ の解離圧より小さい場合
→ CaCO₃ はさらに分解する可能性がある。
3. BaCO₃ と CaCO₃ の解離圧の関係
一般に、同じ温度で比較すると、P(BaCO3) < P(CaCO3)
ただし、十分高温であれば BaCO₃ も分解し、両者が CO₂ の分圧を調整しながら平衡に達する。
もし容器内の温度が高く、CO₂ の分圧が CaCO₃ の解離圧を下回れば、CaCO₃ はどんどん分解する。逆に CO₂ の分圧が BaCO₃ の解離圧以上になれば、BaCO₃ は分解しない。
ある温度で CO₂ の分圧が 両者の解離圧の間に収まる と、CaCO₃ は部分的に分解し、BaCO₃ はほとんど分解しないまま平衡状態に達する。このように、CO₂ の分圧がどの物質の解離圧に対してどのような値をとるか によって、分解の進み方が決まる🙇
ありがとうございます!理解できました。