海液
発展例題13 酸化還元滴定
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◆問題 189・190
②
0.252gのシュウ酸の結晶 (COOH)2・2H2O を水に溶かして
調製し、その中から 25.0mLを正確にとり, 希硫酸で酸性にした。 これを温めながら
濃度不明の過マンガン酸カリウム水溶液を少量ずつ加えていくと, 20.0mL加えたと
ころで,反応が完了した。
正確に100mL の溶液を
①
(E)
MnO4+8H++5e¯
→
Mn2+ +4H2O
(COOH)2
←
2CO2+2H+ +2e-
(1) 下線部 ①,②の操作で用いられる器具の名称を記せ。
(2)下線部③で,反応がちょうど完了した点をどのように決めるか。
考え方
この過マンガン酸カリウム水溶液の濃度は何mol/L か。
解答
.oer
(2) (COOH)2が残っている
間は, MnO Mn2+ とな
るため、ほぼ無色になる。
(3) 滴定の終点では,次の
関係が成り立つ。
(1) ① メスフラスコ ② ホールピペット
(2) 滴下した過マンガン酸カリウム水溶液の赤紫色が, 消え
ずに残る点を終点とする。
(3) 1mol の MnO4-は5molの電子を受け取り, 1molの
(COOH)2 は2mol の電子を放出する。 KMnO4 水溶液の濃度
を c[mol/L] とすると, (COOH)22H2O=126g/molから,
酸化剤が受け取った電子の
物質量=還元剤が放出した
電子の物質量
20.0
c [mol/L]× -L×5=-
20.225.0
molx
-×2
1000
126100
c=1.00×10-2mol/L
例題
解説動画
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