8. DNA 中の塩基の割合
遺伝子の本体であるDNAは通常, 二重らせん構造をとっている。 しかし,
例外的ではあるが、 1本鎮の構造をもつ DNA も存在する。 右表は,いろいろ
な生物材料の DNA を解析し, A. 6. C. Tの4種類の塩基数の割合(%) と核
1個当たりの平均のDNA量を比較したものである。
問1 解析した10種類の生物材料ア~コの中に, 1本鎖の構造のDNAを
もつものが一つ含まれている。 最も適当なものを,次の①~⑩ のうち
から一つ選べ。
① ア
⑥ カ
② イ
③ウ ④ エ ⑤ オ
⑦キ⑧ク
⑨ケ
①コ
問2 生物材料ア~オの中に 同じ生物の肝臓と精子に由来したものがそれ
ぞれ一つずつ含まれている。 この生物の精子に由来したものを. 次の
①~⑤のうちから一つ選べ。
① ア ② イ ③ウ ④エ ⑤ オ
問3 二重らせん構造をとっている新しいDNAを解析すると, TがGの2倍
量含まれていた。 このDNAのAの割合(%) として最も適当な値を. 次
の①~⑥のうちから一つ選べ。
① 16.7% ② 20.1% ③ 25.0% ④ 33.4%
(5) 38.6%
⑥ 40.2%
生物
DNA 中の各塩基の数の
核1個当たりの
割合(%)
平均のDNA量
材料
G
A
26.6 23.1 22.9 27.4
27.3 22.7 22.8 27.2
C
T
(×10-12g)
95.1
34.7
28.9 21.0 21.1 29.0
32.8
28.7 22.1 22.0 27.2
17.3 32.2
17.7
6.4
3.3
1.8
アイウエオカキクケコ
29.7 20.8 20.4 29.1
キ
31.3 18.5 17.3 32.9
24.4 24.7 18.4 32.5
24.7 26.0 25.7 23.6
15.1 34.9 35.4 14.6
問4 二重らせん構造をとっている DNA について, 次の①~④の各式で表される値のうち, 生物種によって異なるものを一つ選べ。
||
A+C
①
②
G+T
A+G
C+T
G+C
(3
(4)
A+T
1
D4!