Question

わ

3をかけるのは、3種類の脂肪酸が得られたからですよね??

問2 次の文章を読み、下の問いに答えよ。
1 種類の分子からなる油脂 A43g を完全に加水分解 (ケン化)するのに
2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液 75mL を要した。 加水分解した後、 塩酸
を加えて反応液を酸性とし, ジエチルエーテルで抽出したところ、3種類の異
なる直鎖の脂肪酸が得られた。 一方, 同量の油脂 A にニッケルを触媒として
水素を完全に付加させたところ, 標準状態に換算して 1.12Lの水素が付加し
た。また, 水素付加した後の油脂を加水分解したところ、ステアリン酸
(C17 H35COOH) と飽和脂肪酸 B が 2:1 の物質量の比で得られた。
20ml x food
(1) 油脂A の分子量を求めよ。
油脂Aの分子量をMAとする。
7
43
① 840
② 849
MA
X3
④ 860
③ 852
mel
⑤ 864
(2)1分子の油脂 A に含まれる炭素-炭素間の二重結合の数を求めよ。

Answer 1

✨ 最佳解答 ✨

🍇こつぶ🐡

3をかけるのは、3種類の脂肪酸が得られたからですよね??
＞No。

けん化価で3をかけるのは、使用する塩基(今回は水酸化ナトリウム)が、油脂1molに対して3molけん化(アルカリ加水分解)するから。

できる脂肪酸が1,2,3種類関係なく、3倍します。

けん化価は、普通KOHを使う場合は、56g/mol❌3倍しますが、今回はNaOHだから、40g/mol❌3倍します🙇

わ

どこから３モルってわかるんですか？

🍇こつぶ🐡

油脂には脂肪酸が3つついているから、けん化する場所が3カ所ある🙇

わ

アルキル基が3つってことですか？

🍇こつぶ🐡

アルキル基が3つってことですか？
＞う～ん。アルキル基でなく脂肪酸(カルボン酸)。
アルキル基はCHのみの官能基。Rだけ。

脂肪酸はRCOOH。これがグリセリン(3価アルコール)とエステル結合しているのが油脂。この脂肪酸がグリセリンと3カ所エステル結合している。

けん化とは、このエステル結合を切る反応を言う。
アルカリで切ることをけん化と言い、酸で切ることを加水分解と言う。まあ、酸でもアルカリでもエステル結合を切ることはまとめて加水分解という場合もあるが、この場所が3カ所あり、すべてけん化するには3カ所切断する必要があるから3倍する🙇

🍇こつぶ🐡

画像ではR1,R2,R3になっているが、全部R1でも同じく3カ所切断する必要がある。

なお、油脂の切断は、Rで切るのでなく、RCOOR’のエステル結合を切断し、3つのカルボン酸(脂肪酸)ナトリウムとアルコール(グリセリン)となる。

だから、アルカリを3倍する。
最初の質問に戻るが、脂肪酸が3種類あるからでは無い🙇

わ

あ！！！分かりました！！
ありがとうございます！！🙏🏻🙏🏻🙏🏻