✨ 最佳解答 ✨
回答させていただきます…！
どの問題も方針は、
1.化学式の中で一番含まれている元素が多い化合物の係数を1とする
2.各元素の左辺と右辺の数が等しいことから残りの化学式の係数を決める。
3.分母の最小公倍数を反応式全体にかける
になります！
以下、それぞれの問題について順番に説明させていただきます！
(1)Cu + O2 → CuO
1.CuOが一番含まれている元素が多いのでこれを1とすると
Cu + O2 → 1CuO
2.左辺と右辺でCuの数に注目すると右辺が1個なので、左辺も1個でないといけない
1Cu + O2 → 1CuO
3.左辺と右辺でOの数に注目すると右辺が1個なので、左辺も1個でないといけない。今、左辺ではO2となって、酸素が2個あるから1/2をつける
1Cu + 1/2O2 → 1CuO
4.両辺に分母の最小公倍数である2をかける
よって答えは
2Cu + 1O2 → 2CuO
(2)Al + O2 → Al2O3
1.Al2O3が一番含まれている元素が多いのでこれを1とすると
Al + O2 → 1Al2O3
2.Alの数に注目すると右辺が2個なので、左辺も2個でないといけない。よって係数を2とする
2Al + O2 → 1Al2O3
3.Oの数に注目すると右辺が3なので、左辺も3でないといけない。今、左辺ではO2となって、酸素が2つあるから3/2をつける。
2Al + 3/2O2 → 1Al2O3
4.両辺に分母の最小公倍数である2をかける。
よって答えは
4Al + 3O2 → 2Al2O3
(4)H2S + SO2 → H2O + S
1.H2SとSO2とH2Oがそれぞれ元素が2つ含まれていて一番多いので、これのいずれかの係数を1とする。
今回はH2Sを1にしてみると
1H2S + SO2 → H2O + S
2.Hの数に注目すると左辺が2個なので、右辺も2個でないといけない。すでにH2Oとして2個含まれているのでつける係数は1となり
1H2S + SO2 → 1H2O + S
3.Oの数に注目すると右辺が1個なので、左辺も1個でないといけない。SO2として2個含まれてしまっているので、係数として1/2をつけると
1H2S + 1/2SO2 → 1H2O + S
4.Sの数に注目すると左辺が1+1/2=3/2個あるため、右辺も3/2個ないといけない。よって3/2を係数として
1H2S + 1/2SO2 → 1H2O + 3/2S
5.最後に両辺に分母の最小公倍数である2をかける
よって答えは
2H2S + 1SO2 → 2H2O + 3S
(5)NH4Cl + Ca(OH)2 → CaCl2 + H2O + NH3
1.NH4Clが元素が3つ含まれていて一番多いので係数を1とする。
1NH4Cl + Ca(OH)2 → CaCl2 + H2O + NH3
2.Clの数に注目すると左辺が1個なので、右辺も1個でないといけない。CaCl2として2個含まれてしまっているのでこれに1/2を係数としてつけると
1NH4Cl + Ca(OH)2 → 1/2CaCl2 + H2O + NH3
3.Caの数に注目すると右辺が1/2個なので、左辺も1/2個でないといけない。よってCa(OH)2に係数として1/2をつけると
1NH4Cl + 1/2Ca(OH)2 → 1/2CaCl2 + H2O + NH3
4.Nの数に注目すると左辺が1個なので、右辺も1個でないといけない。よってNH3の係数を1とすると
1NH4Cl + 1/2Ca(OH)2 → 1/2CaCl2 + H2O + 1NH3
5.Oの数に注目すると左辺が1/2×2＝1個なので右辺も1個でないといけない。よってH2Oの係数を1とすると
1NH4Cl + 1/2Ca(OH)2 → 1/2CaCl2 + 1H2O + 1NH3
6.全ての化学式の前に係数がついたが、まだHの数に注目していないのでこれを確認する。
確かに左辺も右辺も5個あり、正しいと分かる
7.両辺に分母の最小公倍数である2をかける。よって答えは
2NH4Cl + 1Ca(OH)2 → 1CaCl2 + 2H2O + 2NH3
少しでもお役に立てれば幸いです…！
