1-3
次の文章を読み、以下の問いに答えよ。
一価の弱酸 HA を用いて実験 1~3を行った。 ただし,実験に用いた水溶液の温度はすべ
て25℃とし、25℃における水のイオン積はKw=[H+][OH-]=1.0×10-14mol2/L2 とする。
また, 中和反応による発熱はないものとする。
実験 1
HAZH+ A
(a)一価の弱酸 HA の 1.0mol/L 水溶液10mL に, 0.20mol/L水酸化ナトリウム水溶液20ml.
を加えた。 (HAの電離定数K=1.0×10-mol/L, 電離度α <1とする。)
実験 2
(6) 実験1で得た水溶液に 0.20mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えて, (e)中和点に達した
水溶液を得た。
実験 3
実験2で得た水溶液に 0.20mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えて, pH 12の水溶液を得
1 下線部(a)の水溶液のpHとして最も近い値を,次の ① ~ ⑧ のうちから一つ選べ。
① 2.0
② 2.5
3 3.0
4 3.5
(5) 4.0
6 4.5
75.0
8 5.5
下線部 (b)の水溶液中の水素イオン濃度[mol/L] として最も近い値を,次の ①⑧ のう
ちから一つ選べ。
① 1.5×10-5
⑤ 1.5×10-6
② 2.0×10-5
⑥ 2.0×10−6
8
3 2.5×10-5
⑦ 2.5×10−6
4 3.0×10-5
8
3.0×10 -6
問3 下線部 (c)の水溶液中では, 生じた塩の加水分解により、 以下の平衡が成立している。
A + H2O
HA + OH
・①
このとき, [H2O] は定数と見なせるので,
① 1.0× 10 -9
⑤ 1.0×10-11
値を加水分解定数という。 反応 ① の加水分解定数 [mol/L] として最も近い値を、次の①
~⑧のうちから一つ選べ。
2 2.0X10-⁹
⑥ 2.0×10-11
[HA][OH-]
[A-]
9
の値は一定の値となる。 この
3 1.0×10-10
(7 1.0×10-12
問4 実験 1~3 で用いた 0.20mol/L水酸化ナトリウム水溶液の総量[mL] として最も近い値
を、次の①~⑧のうちから一つ選べ。
① 47
2 49
⑤ 55
6
57
3 51
(7) 59
④ 2.0×10-10
8 2.0×10-12
4 53
8 61