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11-3 錯イオンのルール
ココをおさえよう!
| 錯イオンの呼びかたには決まりがあり、陰イオンの場合は最後に
「酸」をつける。
錯イオンの電荷数は、金属イオンの電荷と配位子の電荷を足し合わせたもので表
せます。
Fe2+ に CNが6つ配位している場合は
+ 2 + (-1)×6=-4
なので,右上に4-と書き加えます( [Fe(CN)6]4-)。
また, 錯イオンの呼びかたにも決まりがあります。 錯イオンの名称は,
「配位数」→「配位子の名称」→「金属イオンの元素名+ (酸化数)
の順で呼ぶことになっています。
配位数と配位子の名称は以下の通りです。
◆配位数
1 : モン2 ジ3:
◆配位子の名称・
AMM
また、総電荷がマイナスになり、陰イオンとなるときは、末尾に「酸」がつきます
主な錯イオンをまとめておくので, 名称を書けるようにしましょう。
主な錯イオン(水溶液中)
配位数
イオン
名称
[Ag (NH3 ) 2] +
直線形
A
ジアンミン銀(I) イオン
ジシアニド銀(I)酸イオン
[Ag(CN)2]
直線形
[Zn(NH③)2]2+ テトラアンミン亜鉛(ⅡI)イオン 正四面体形
[Zn(OH)] テトラヒドロキシド亜鉛(ⅡI)酸イオン 正四面体形
そのず
ンタ6:キサ
4:テトラ 5:
キャ
NH3 : アンミン CN シアニド
2
6
OH-ヒドロキシド H2O:アクア CV・クロリド
[Cu(NH3)4]2+
[Cu (H2O)4]2+
[Fe(CN)6]4-
[Fe(CN)] ター
テトラアンミン銅(II)イオン
テトラアクア銅(II)イオン
ヘキサシアニド鉄(ⅡI)酸イオン
ヘキサシアニド鉄(Ⅲ)酸イオン
立体構造
正方形
正方形
正八面体形
正八面体形
錯イオンの電荷
ild
th
DE
T
2+
Fe²
電荷: +2
全
錯イオンの
「配位数」
→ 「金属イ
[Zn(N
[Fe(