Geography
高中

ブラジルの土壌は間帯土壌のテラローシャと、赤道付近に位置するため、成帯土壌のラトソルの2種類が混合しているのですか?

解答

成帯土壌は、気候や植生に応じて特徴のある土壌になったもので、ラトソルは、熱帯の高温多雨の地域に見られるものです。
間帯土壌は、土のもととなる岩石(=母岩)の影響でできた土壌なので、その岩石がある地域に見られます。ブラジルだったらブラジル高原の玄武岩が広がっている地域です。

だから、
「ブラジルだから、この土がある」というのではありませんし、「ブラジルにはこの2つの土しかない」わけでもありません。
イメージとしては、「ブラジルの熱帯地域にラトソルが分布する」けれど、「ブラジルの熱帯地域のうちのブラジル高原ではテラローシャが分布している」と言う感じでしょうか。

tkhsre

なるほど。2つの土壌が混在している訳ではなく、ラトソルが分布する場所とブラジルならテラローシャが分布する場所と2つに分けられてブラジルには分布するんですね。
ということは、ブラジルは2種類の土壌を有すると言えるが、その2種類が混ざり合って存在している訳では無いということですかね?

地道な地理

「ブラジルにはこの2つの土しかない」わけでもありません。
と書いていたのですが、読みましたか?

場所によっては「混在」している可能性はあります。玄武岩の分布がどうなっているか、です。
植生にしても、気候にしても、土壌にしても、地図帳に載っている分布図どおりに、ここはラトソルばかり、ここはチェルノーゼムばかり、とは言えません。それに、ブラジル南部は温帯で、ラトソルはありません。テラローシャもありません(地図帳で確認してください)。
「ブラジル高原にテラローシャは多い」ですが、「ブラジル高原だとどこでもテラローシャばかり」とは言い切れません。
「ブラジルの熱帯地域にラトソルが多い」ですが、「ブラジルは、ラトソルとテラローシャの2種類」とは言いきれません。

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