基本例題18 半保存的複製
窒素源として15N を含む培地で何代も生
育させた大腸菌を1N のみを含む培地に移
しかえたのち,一定時間ごとに大腸菌の
DNAを取り出し, その密度によって遠心
分離したところ, 図2のように, DNA の
密度が時間を追って変わることがわかった。
(1) 図1の1代目 DNA, 2代目 DNAは,
図2のa~f のどれか。
( 2 ) 3代目DNA では,図2の①②③がど
のような比率 (①:②③) で現れるか。
1代目
DNA
2代目
DNA
DNA
VY
VV
MY
WK WIK
WI
図1
AVA
DNA量
a
b
d
e
問題70
M.
小←密度 大
図2
考え方 (1) 親 DNA の密度が最も大きい。 1代目 DNAは,2本鎖のうち1本がN を
含むものなので, 全体としては中間の密度となる。 2代目 DNAは, 14N と 15 N からなるも
のと, 'N のみからなるものが1:1の割合となる。 (2) 3代目 DNA は, 14 15Nからな
るものが1:3の割合となる。
解答
( 1 ) 1代目 - c
2代目-e
(2)0:1:3