Political economics
高中
已解決

尊属殺人重罰規定違憲訴訟で尊属殺人の重罰規定はどうして法のもとの平等に反するんですか?

解答

✨ 最佳解答 ✨

まず法の下の平等(憲法14条)に反するか否かを確定するには、なんらかの区別が必要になります。尊属殺の場合、普通の人を殺したものと、父や母などの尊属を殺害したものとの間で量刑上の区別が存在します。しかしながら、法の下の平等は区別を全て否定するものではなく、等しく扱われるべきものを等しく扱えばいいのです。従ってこの区別に合理的な理由が存在し、この根拠を達成するために区別がなされる場合には両者は等しく扱われるべきものではないため区別が正当化されます。(相対的平等といいます)
尊属殺規定違憲判決においては、確かに尊属の尊重という目的を達成するという理由は合理的ですが、そのために法定刑を死刑又は無期懲役にするという普通殺人よりも著しく重い量刑を設定し、執行猶予ですらつかなくしてしまうのは尊属の尊重という区別の理由を達成することに関する関連性がないとして違憲となりました。

おにぎり

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