5 料理などに利用される重そうとベーキングパウダーについて次の実験を行い, 結果をまとめた。 ただし, 重そうは炭酸水素ナ
トリウムの別名で, ベーキングパウダーは炭酸水素ナトリウムを主成分とする粉である。 あとの問いに答えよ。
〔実験1] 試験管に重そうを入れてガスバーナーで加熱し、 発生した気体を水上置換で集めた。 このとき, 試験管の底に白
い固体の物質が残った。
〔実験2] 重そうと実験1で残った白い固体の物質について、 水にとかしてフェノールフタレイン溶液との反応を調べた。
[表1]
その結果は表1のようになった。
フェノールフタレイン溶液との反応
うすい赤色
赤色
重そうの水溶液
白い固体の物質の水溶液
〔実験3〕 うすい塩酸40.0g が入ったビーカーを3個用意し, それぞれに重そうの質量を2.0g,4.0g, 6.0g と変えて加
え, ガラス棒でかき混ぜて完全に反応させて, ビーカー内の質量を記録した。 その結果は表2のようになった。
〔表2〕
加えた重そうの質量〔g〕
ビーカー内の質量〔g〕
2.0 4.0 6.0
41.0 42.0 43.0
〔実験4] 重そうのかわりにベーキングパウダーを使い, 実験3と同じ実験を行った。 その結果は表3のようになった。
〔表3]
加えたベーキングパウダーの質量 〔g〕 2.0 4.0 6.0
ビーカー内の質量 〔g〕
41.7 43.4 45.1
問 (1) 実験1で集めた気体の化学式を書け。 また, その気体を確認するための水溶液を用いた方法とその結果を簡潔に書け。
(2) 焼き菓子をつくるときに重そうを用いると, 実験1の白い固体の物質が残ることで苦みを感じる。 しかし, 調理の過程で
レモン果汁を加えると, 苦みをおさえることができる。 その理由を考察した次の文中の ア
に当てはま
る語句を,実験2の結果をふまえて書け。 ただし,
は反応の名称を書け。
ウ
「白い固体の物質の水溶液は
ア
なので.
(3) 実験3で起こった反応の化学反応式を書け。
(4) 実験と実験4より, ベーキングパウダーに含まれる炭酸水素ナトリウムは何%か書け。 ただし, 実験4の反応では塩酸
とベーキングパウダーに含まれる炭酸水素ナトリウムとの反応のみ起こるものとする。
イ
のレモン果汁で
が起こると考えられる。」
そもそも問題を勘違いしてました。回答ありがとうございました。