Biology
高中
已解決

酵素とタンパク質の違いについて教えてください( ; ; )
教科書の記述で「リゾチームは、細菌の細胞壁を分解する酵素であり、ディフェンシンは、細菌の細胞膜を破壊する働きのあるタンパク質である」とありました。わざわざ区別して書いてあるので、明確な違いがあると思うのですが、調べても「タンパク質は酵素や抗体、ホルモンとして生命活動において重要な役割を果たしている」という記述しかありませんでした。

タンパク質

解答

✨ 最佳解答 ✨

お察しのとおり、リゾチームは酵素であり、ディフェンシンはタンパク質であるはが、酵素では無い、ということです。

酵素とは、触媒作用があるタンパク質のこと。
触媒作用とは、化学反応の前後で自身は変わらず、化学反応を促進させる物質のこと。

このことから、
・酵素はすべてタンパク質でできている。
・タンパク質であるからといって、酵素とは限らない。
・触媒作用を持たないタンパク質は、酵素ではない。
などが言えます。

ということで、どれもタンパク質でできていますが、抗体なら免疫、ホルモンなら情報伝達、と同様に、酵素は化学反応の触媒、となります。

これで酵素とタンパク質の違いを理解してくれれば。

ということで、リゾチームとディフェンシンはどちらもタンパク質ですが、リゾチームは、触媒作用で細菌の細胞壁を分解しますが、ディフェンシンが細菌の細胞膜を破壊するしくみは、化学反応ではなく別の仕組みで、ということになります。

ちなみに、簡単に言うと、ディフェンシンは細胞膜と融合し、細胞膜に穴のようなものを開けることで(細胞膜としての機能を)破壊します。ここに物質が変化する化学反応はありません。

youcat

遅くなってすみません( ; ; )
とてもわかりやすく解説してくださりありがとうございました!理解できました!

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