基礎事項 記号の向きに注意すること
a∈A(A∋aも同じ)とは、aはAという集合の要素である、という意味
簡単に言うと、aという要素はAという集合に含まれる、という意味
a∉A(A∌aも同じ)とは、aはAという集合の要素ではない、という意味
簡単に言うと、aという要素はAという集合に含まれない、という意味
A⊂B(B⊃Aも同じ)とは、Aという集合はBという集合の部分集合である、という意味
簡単に言うと、Aという集合はBという集合に含まれる、という意味
A∩Bとは、AかつB、すなわち、AとBの共通部分である、という意味
A∪Bとは、AとBの和、すなわち、AとBを合わせたもの、という意味
では、今回の問題
全体集合は1以上6以下の自然数、すなわちU={1,2,3,4,5,6}・・・①である。
A∩B≠∅、すなわち、AとBの共通のものは空集合ではない、すなわちAとBの共通のものはある、ということ。
A∌2、すなわち、2はAという集合の要素ではない、ということ。
以上をまとめると、AとBの共通の要素はあるけど、共通の要素は2ではない、ということ。
A∌2、すなわち、2はAという集合の要素ではない、ということから、
a≠2、a-3≠2 すなわち、a≠5 ・・・②
AとBの共通の要素はあるけど、共通の要素は2ではない、ということから、
a=a+2、a=9-2a、a-3=a+2、a-3=9-2aのうち、少なくとも一つが成り立つ、ということ。
a=a+2を満たすaはないので、a=a+2が成り立つことはない。
a=9-2aを解いて、a=3
仮に、a=3だとすると、A={3,0}となり、①を満たさないから、a=3ではない。
a-3=a+2を満たすaはないので、a-3=a+2が成り立つことはない。
a-3=9-2aを解いて、a=4
仮に、a=4だとすると、A={4,1}、B{2,6,1}となり、これは条件を満たす
よって、a=4
Aの補集合は2,3,5,6
分からなければ質問してください