[実験]
① 図のように,10%塩化銅水溶液100gが入ったビーカー 図
に、2本の炭素棒の電極 X・Y を入れ、電源装置につないだ。
② 電源装置の電圧を6Vにし, スイッチを入れて電流を流
し,2本の電極 X・Yで起こる変化と水溶液の色の変化を
観察した。電極 Xからは気体 A が発生し, 電極Yの表面
には、赤色の固体Bが付着していた。 5分間電流を流した
後 スイッチを切った。
③ 発生した気体Aがとけていると考えられる電極 X 付近
の水溶液をスポイトでとり, 赤インクで着色した水の入っ
た試験管にその液を入れ、色の変化を調べた。
④ 電極Yの表面に付着した固体Bをとり出して乾燥させ、薬さじで強くこすった。
(5) スイッチを切ったときの水溶液の色を観察した。
スイッチ
(5)
電極 Y
電源装置
JUST
電流計
電極 X
塩化銅水溶液
(6) 新たに 10%塩化銅水溶液100g とあらかじめ質量を測定した電極 Y を用意し,①・②を
行った。その後,電極Y をとり出して, 付着した赤色の固体Bがとれないように注意して水
で洗い, 十分に乾燥させ、質量を測定した。
(1) 塩化銅のように、水にとけると水溶液に電流が流れる物質を電解質といい, 水にとけても水溶
液に電流が流れない物質を非電解質という。非電解質はどれか,ア~エから1つ選びなさい。
HE THE SU
ア 塩化水素 イクエン酸 ウ 砂糖 エ 塩化ナトリウム
(2) 実験 ③では,発生した気体Aを含む水溶液によって赤インクの色が脱色され, 実験④では,
固体Bを薬さじで強くこすると金属光沢が見られた。 気体 A と固体Bの化学式をそれぞれ書き
なさい。 気体 A ( ) 固体B( )
(3) 電極 X について述べた文として正しいものはどれか,ア~エから1つ選びなさい。(
ア電極 Xは陽極であり, 陰イオンが引きつけられた。
イ電極 X は陰極であり, 陰イオンが引きつけられた。
ウ電極Xは陽極であり,陽イオンが引きつけられた。
エ電極 X は陰極であり, 陽イオンが引きつけられた。
(4) 実験 ⑤. 電流を流した後の塩化銅水溶液の色は,最初よりうすくなっていた。 色がうすく
なっていたのはなぜか、 その理由を書きなさい。
実験 ⑥ で,電流を流した後の電極Y の質量は,電流を流す前より 1.0g増加していた。 電流を
流した後の塩化銅水溶液の質量パーセント濃度は何%か, 小数第2位を四捨五入して, 小数第1位
まで求めなさい。 ただし, 塩化銅に含まれる銅と塩素の質量の比は, 10:11である。 (
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