Kさんは、太陽の南中高度について興味をもち, 太陽の動きを調べるために次
のような観察を行った。 この観察とその結果について, あとの (1)~(4)に答えなさい。
〔観察〕 図1のように、厚紙に
透明半球のふちと同じ大きさ
の円をかき 中心に印(点O)
をつけた。 点で垂直に交わ
る2本の直線をひき、 透明半
図2
球のふちを円にあわせて固定し, 夏至の日に, 方位磁針を用いて円内にひいた2本の直
線の一方を南北の方向にあわせ、日あたりのよい水平な場所に置いた。 9時から15時ま
で1時間ごとに、油性ペンの先の影が点Oと重なる場所を、その時刻の太陽の位置とし
て透明半球上に油性ペンで印(小さい点) をつけた。 ただし, 11時と12時の太陽の位置は
雲がでてきたため、印をつけることができなかった。
その後、図2のように、 透明半球上の印を油性ペンを用いてなめらかな線で結び, 透
明半球のふちまで延長した。 その曲線と透明半球の東側のふちが接する点をP, 西側の
ふちが接する点をQとした。 また, 透明半球上の曲線PQ上で,観察した日に最も南に
あった点をその日太陽が最も高くなったときの位置として印をつけ, Rとした。
図3は、観察で用いた
R
透明半球上に記録した曲 P
0
線PQにそって紙テーブ
9.0 11.0 14.5 170 19.0 21.0
図3
をはり, 透明半球上の油性ペンの印の位置を写しとったものである。 平面上にひろげた
紙テープにものさしをあてて,Pから各観察時刻に記録した印までの長さ[cm〕 を測定
した。
IN
N
(1)
(2)
①/
.
PN
99 1009
・
at
IN MU
13時 14時 15時
・
.
(3)
南
R
14
(1) 〔観察〕 で透明半球を地平線から上の天球の一部とみなしたとき, 点は何の位置を
示すと考えられるか。 最も適するものを次のア~エの中から1つ選び、 その記号を書け。
ア 北極星の位置 イ 日の出の位置ウ 天頂の位置 エ観察者の位置工
(2) 次
Q
まとめたメモである。 文中の(X ), ( Y ) にあてはまるものの組み合わせとし
て最も適するものをあとのア~エの中から1つ選び,記号で答えよ。
時
0
透明半球上の油性ペンの印は、時間の経過とともに, 東側から西側へと順に移動して
いった。 これは、地球が地軸を中心として(X)へ( Y )していることによる太陽
の見かけの動きを示している。
N
観察時刻
39
29.0 Pからの長さ(cm)
Kさんが透明半球上の油性ペンでつけた印の位置について
の中の文は,
ア X : 西から東 Y : 自転
X : 東から西 Y : 自転
イ
X : 西から東 Y:公転
X : 東から西Y:公転
(3) 図3より, 〔観察〕 を行った場所で太陽が南中した時刻は何時何分と考えられるか。
その時刻を書け。
分