4
(6)
(5)
(7) 1つ目のCIを固定して考えると
6
CI
7
( 1はCのつく位置) 異性体は8種類
00
226 (1) ⓘCuzO② CHI3
(3) (A)CH3CH2/
TH
C=C
CH3-CH 2- H
A H
132 化学重要問題集
5
H
(C) CH3-CH2-CH=C-CH3
CH2-CH3
CH3
CI
(2) 熱分解 (または乾留)
(B) CH3
H
異性体は10種類
C=C
H ~CH2-CH2-CH3
(D) CH2
CH2
~CH2-CH3 分解 G
(G) CH3-CH2 CHO (H)CH3CHO
(I) CH, CH2-CH2-CHO (J) CH3-CO-CH3
CH 2
1
CH2CH2
CH2
解説 A~Cは分子式がCmH2m で, H2 と反応するのでアルケン, Dは
H2 と反応しないのでシクロアルカンである。 AとBはH2 付加で同一
のEになるので同じ炭素骨格をもつが, Cは炭素骨格が異なる。
(1) アルケンをオゾン分解するとカルボニル化合物としてアルデヒド
かケトンが生成する。 G,H,Iはフェーリング液を還元して赤色沈殿
の酸化銅(I)Cu2O が生じるので, アルデヒドである。 H, J はヨー
ドホルム反応が起こり, 黄色のヨードホルム CHI が生じるので
CH3 CO-の骨格をもつ。ここでHはアルデヒドでもあるので,ア
セトアルデヒド CH3CHO と決まる。
(2) 酢酸カルシウムを熱分解 (乾留)するとアセトン (=J) が生じる。
(CH3COO) 2Ca→ CH3-CO-CH3 + CaCO3
(3) オゾン分解をまとめると,次のようになる。
A → 単一のG-CHO)
B — H(CH3-CHO) + I(-CHO)
->
C — G(-CHO) Ł J(CH3-CO-CH3)
まず, Aは生成物が単一であるから, 二重結合を中心とした対称の
構造をもつ。 AはC。 なのでGは半分の C3 であり, アルデヒドは一
つに決まる。
03 2CH3-CH2-C-H
O
C6H12 は U = 1 であり、二重
結合または環構造を1つもつ、
ここでは二重結合でアルケン、
環構造でシクロアルカンであ
る。
アルケンに低温でオゾン 02
を作用させると, オゾニドと
いう不安定な化合物を生じる。
これを, 還元的条件で加水分
解すると, 二重結合が開裂し
てアルデヒド, ケトンが生成
する (オゾン分解)。
[参考] オゾン分解と同様に, ア
ルケンはKMnO を作用させて
も分解する。 ただし, アルデヒ
ドはさらに酸化される。
CH3/
H
H
H
C = →
CH 31
HO
C-0
/HO
\HO
→ CO2 + HO
C = → C-O
(i) 異性体をすべて書き出し、
情報により絞っていく。
(i) 情報からわかるパーツを
組み立て,構造を決定する。
異性体の数が多くなると, ()
の解法の方が効率がよい。
226.
分子式 C6H12 で示される幾何異性体(シス-トランス異性体) を含まない4つの構造異
性体 A B C およびDの構造決定を試みた。
適当な触媒を用いてA~Cを水素とそれぞれ反応させると, AとBからは分子式
C6H14 で示されるEが,Cからは分子式 C6H14 で示されるFが生成した。 Dは水素とは
反応しなかった。 A~Dをオゾン分解すると, Aからは単一の化合物Gが生成した。
BからはHとLがCからはGとJが生成した。Dはオゾン分解されなかった。 G, H
およびI をそれぞれフェーリング液に入れて加熱すると 赤色沈殿が生じた。Hと]
を水酸化ナトリウム水溶液中, ヨウ素とそれぞれ反応させると黄色沈殿が生じた。J
は酢酸カルシウムをアすることによっても得られる。 一方, D に光を当てながら塩
素を作用させると, 分子式 CeH11 CI で示される化合物Kが構造異性体を含まずに単一の
生成物として得られた。
注 オゾン分解 : アルケンにオゾンを作用させ, 続いて亜鉛などの還元剤で処理する
ことで、2分子のカルボニル化合物が生成する反応。
[オゾン分解の化学反応式〕
R¹₁
R²_C=C
R3 03 R¹
R4 Zn R2
R3
R4
_C=O+O=C
(1) 下線部①および②について, 生じた沈殿の化学式をそれぞれ記せ。
白および②について、
(2) 空欄 ア に当てはまる最も適切な語句を答えよ。
(3) 化合物A~DおよびG~J を,それぞれ構造式で記せ。 ただし, 幾何異性体 (シスー
トランス異性体) が考えられる場合にはトランス形で記せ。
〔17 大阪府大〕
以外
227. 〈過マンガン酸カリウムによる分解〉
ちょっと意味がわからないです。