④ ある純物質の分子は炭素原子、水素原子、酸素原子からできています。 その純物質が 4.00
mg あり 4.00mg 中の炭素原子、水素原子、酸素原子の質量比は6:1:8 です。 その4.00mgを
アセトン(教科書 141 ページ表 8.2 参照) 10.0gに溶解させました。 生じた溶液の沸点は、
56.00380℃でした。 ある純物質の分子式は? 原子量 C12, H 1,016
⑤下記の反応は標準状態で自発的に起こりますか? 起こらない場合何℃以上であれば自発
的に起こりますか? 必要なデータは反応の下に記載されています。
CaCO3 (s) CaO (s) +CO2 (g)
標準生成エンタルピー (kJ moll): CaCO3 (s) -1207.6, CaO (s) -634.9, CO2 (g) -393.5
標準モルエントロピー (JK moll): CaCO3 (s) 91.7, CaO (s) 38.1, CO2 (g) 213.6
⑥C (graphite), H2 (g), C2H6 (g) それぞれの燃焼反応における標準エンタルピー変化 (AH) の値 ( 9
回目の講義のプリント中にあります。)から、以下の反応における標準エンタルピー変化 (AH)
の値を求めましょう。 なお、水が生じる場合、 液体状態で生じるとします。
2C (graphite) +3H2 (g) → C2H6 (g)
⑦架空の元素 A,D,Eがあり下記のような反応があります。 体積変化は反応の前後で無視で
きる程度でしか起こりません。
A2D3 (s) +2E (s)→2A(s) +E2D3 (s)... 反応 1
1)下記の反応 2,3の標準エンタルピー変化 (AH) の値をもとに反応の標準エンタルピー変化
(AH)の値を求めましょう。
2A (s) +3/2D2 (g) → A2D3 (s); AH = -839.2kJ... 反応 2
2E(s) +3/2D2 (g) → E2D3 (s); AH = -822.2kJ….. 反応 3
2) 反応1の標準エントロピー変化 (AS)の値を求めましょう。 A2D3 (s), E2D3 (s), A (s), E (s) の標
準エントロピーは順に、50.9JK-mol', 87.4 JK-moll, 28.3 JK-moll', 27.3 JK-L mor'
3) 反応125°C での自由エネルギー変化 (AG)の値を求めましょう。
4) 反応1は25℃で自発的に起こりますか?