窒素N2と水素H2が反応してアンモニアNH3が生じる場合, それぞれの気体の体積比は、同じ温度
①
とでは, 1:3:2となる。 この比は, 化学反応式における係数の比に等しい。 このように, 反応する物質 ( 反応物) や
生成する物質 (生成物) が気体の場合,それらの体積の間には簡単な整数比が成り立つ。 これは, 1808年, フランス人の
ゲーリュサックによって発見され、 気体反応の法則とよばれる。
いま、体積が自由に変化する容器の中に窒素 N2, 一酸化炭素COおよびメタンCH4の気体の混合物(混合気体)を入
れたところ体積は100cmになった。 これに酸素O2を95cm加え、完全に燃焼させたところ, 窒素は全く反応せず, 一酸化
炭素とメタンだけが完全に燃焼して、反応後の体積は179cmになった。反応後の気体を水酸化ナトリウム水溶液と接触さ
せ,生じた二酸化炭素を完全に吸収させた後,乾燥剤を用いて水蒸気を取り除くと,体積は162cmになった。 気体の体積
はすべて同じ温度, 同じ圧力のもとで測定し, 燃焼で生成した水は全て液体となり, その体積は0cmとみなすものとす
る。
Co
1. 下線部①を化学反応式で表しなさい。
2. 次のア~オの化学反応式のうち, 下線部②と同様の化学反応として適するものを選び, 記号で答えなさい。 また,
に共通する化学式を答えなさい。
7. SO2+
→H2SO3
イ. 2NaHCO3→Na2CO3+
ウ.2 →2H2+O2
エ. NaOH+HCl→NaCl+|
オ. 2NH4C1+Ca (OH)2 → CaCl2+2 + 2NH3
X+^2 +93
3. 一酸化炭素 COおよびメタンCH4が完全燃焼するときの化学変化を化学反応式で表すとそれぞれ次のようになる。
]+CO2
195
179
→ 2H
√ √√²-34₂ ->
の混合気体100cm中の窒素 一酸化炭素、メタンの体積はそれぞれ何cmか。
IvaOH
2CO+O2→2CO2
CHA 20 CO2H₂0
最初の混合気体の一酸化炭素の体積をær (cmd), メタンの体積をy (cm) として,次の各問いに答えなさい。
① 生成した二酸化炭素の体積をx,yを用いて表しなさい。
② 反応 (燃焼)に要した酸素の体積をx,yを用いて表しなさい。
4. 下線部③に含まれる気体をすべて名称で答えなさい。
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