第 3 生物の体内環境とその維持
第1節 体内環境としての体液 ①
まとめ
動物のからだと恒常性
A 体外環境と体内環境 体内の細胞は,からだの内部にある液体つまり [
る。この体液を
(²
] (外部環境) という。
B 体内環境の恒常性 体液の状態は常に一定の範囲内に保たれており,これを体内環境の [T
] (ホメオスタシス)という。
脊椎動物の体液と循環
A 脊椎動物の体液 ヒトの体液は、組織の細胞を取り巻く [ *
],リンパ管を流れる [
血管を流れる血液は, 液体成分である [
血球は3種類に大別される。 [
]に浸されてい
] (内部環境) という。一方、 体内環境に対して外部の環境を
20 第3章 生物の体内環境とその維持
[ ] の液体成分からなる。
]と有形成分である血球に分けられる。
は免
] は酸素の運搬にはたらく細胞で, [
は血液凝固に関係している。
にはたらく細胞である。 また, ["
組織液は, 血液の[
]が毛細血管からしみ出したもので,細胞へ栄養分を渡した
細胞から老廃物を受け取ったりする。 組織液の多くは毛細血管にもどり血しょうとなるが,
一部はリンパ管に入り[²
となる。
B体液の循環 ヒトの循環系は, 血管系とリンパ系からなる。
ヒトの血管系では, 血液は心臓から [
]
を通って全身へ送られ, [
へ入る。 各
組織の細胞は毛細血管からしみ出した組織液を介し
て物質のやりとりを行う。 その後, 血液は毛細血管
から[ ]を流れて心臓へもどる。 心臓へも
どった血液は,[
] を通って, 肺で二酸
化炭素を放出するとともに, 酸素を受け取る。 酸素
を多く含んだ血液は [
] を通って心臓に
もどる。
組織液の多くは再び毛細血管に入って血管系にも
どるが,一部は[¯
に入って、リンパ
液となり, リンパ系を流れる。 リンパ管のところど
ころには [
とよばれる膨らみがある。
リンパ節にはリンパ球が多数存在し、細菌などが体
内に広がるのを防いでいる。
Work 図の動脈血を赤色 静脈血を青色。リンパ液を黄色に
ぬりなさい。
(静脈に入る)
BEAPER
腎臓
リンパ
], 血管を流れる [
肺動脈
2.74-77
[体循環]
右心房
右心室
肝臓
左心房
左心室
心臓
肝門脈
小腸
体循環
毛細血管
[肺循環]
大動脈
毛細リンパ管