問題 228
例題 72
食塩水の電気分解
標準
右図のような装置を用いて,2.0A の電流を 80分
25秒間流して飽和食塩水の電気分解を行った。ファ
ラデー定数F= 9.65 × 10C/mol として,次の問い
に答えよ。
(1) 陽極で発生する気体の物質量は何 mol か。
陰極付近で生成した水酸化ナトリウムの物質量
は何 mol か。
気体
隔膜
228ロ
C
Ma'ti
Fel
a
た。
電
電
飽和食塩水
NC *して
使わる
22
考え方(電気分解の計算のポイント)
電気量(C] = 電流 [A] ×時間[秒]で求め
た電気量(C)を,ファラデー定数を使って,
電子の物質量[mol] に変換する。
2 各電極の反応式を書き,係数比を使って
物質の変化量[mol] を求める。
(1) 流れた電気量 Qは,
陽極では,陰イオン CIが酸化される。
S
2CI-
→ Cl。 + 2e-
電子 2mol が反応すると, Cllmol が発
生するから,
Cl。の発生量は,0.10 ×
(2) 陰極ではイオン化傾向の大きい Na* は
還元されず、代わりに水分子が還元される。
2H,O + 2e-→H, + 20H
電子 2mol が反応すると,H.lmolが発
生するとともに,OH72mol が生成するか
ら,NaOH の生成量は 0.10mol。
解答(1) 0.050mol (2) 0.10mol
0.050(mol)
2
Q= 2.0 ×(80× 60 + 25) = 9650[C]
ファラデー定数F= 9.65 × 10'℃/mol
より,反応した電子の物質量は,
9650C
9.65 × 10C/mol
0.10[mol)
90
硫酸銅(II)水溶液の電気分解
陰格ではな生
い方機様
例題 73