飽和水溶液[g]
(100-x)g
(100+15)g
になっている。
蒸気圧降下と沸点
発展例題18
図は、純粋な水,1kg の水に 18gのグルコース CoH12O6 を溶
かした水溶液, 1 kg の水に4.75gの塩化マグネシウム MgCl。
を溶かした水浴液の蒸気圧曲線を示したものである。次の各
問いに答えよ。ただし,電解質は完全に電離しているものと
問題241
蒸| (hPa)
BC
A
1013
する。
(1) グルコース水溶液はA~Cのどれか。
の沸点なが100.052℃であるとき,なは何℃か。
th
t2 t3
温度(℃]-
解答
(1) 沸点の最も低いAが純粋な水である。各水溶液の溶質
粒子の物質量を比較すると,次のようになる。
考え方
(1) 溶液の蒸気圧は溶媒の
蒸気圧よりも低くなり,沸
点は高くなる。沸点上昇度
は,溶媒の量が一定であれ
ば,溶質粒子の物質量に比
例する。MgClaは水溶液
中で次のように電離するた
め,粒子の数は3倍になる。
CoHi206(非電解質):
18g
180g/mol
-=0.10mol
4.75g
95g/mol
溶質粒子の少ない水溶液の方が沸点上昇度は小さいので、
MgCl2(電解質):
×3=0.150mol
グルコース水溶液はBとなる。
(2) Bは CgH206で0.10mol の粒子を含み, Cは MgCl2 で
0.150mol の粒子を含む。4t=km から,次式が成り立つ。
t-h=(100.052-100)K=k[Kkg/mol]×0.10mol/kg
t3-4=(ts-100) K=k[K·kg/mol) ×0.150mol/kg
これらを解くと,tsは100.078℃となる。
MgCle -
Mg?++2CI-
(2) 沸点上昇度(女-4)K
および(s-t)K は,溶質
粒子の物質量に比例する。
状態