抵抗に加わる電圧と流れる電流の関係を
2
調べるために次の実験を行った。あとの間
表1
図2
抵抗A
抵抗
長さ
流
いに答えよ。
(17 福井県)
抵抗A
50 cm
A10
抵抗B
抵抗B
100 cm
(実験1] ニクロム線を表1に示す長さに
切って,抵抗A~Dをつくった。 図1のよ
うな回路をつくり, 「ニクロム線の抵抗」
の部分に抵抗A~Dをそれぞれ接続した。
電源装置の電圧を変化させて電圧計と電流
計が示す値を読みとった。 図2は,その結
果をグラフに表したものである。
【実験2] 電圧が一定の電池を用い, 新た
な抵抗Xを加えて, 右の図3のような回路
をつくった。
図3の「ニクロム線の抵抗」 の部分に実験1で用いた抵抗Aま
たは抵抗Bをそれぞれ接続し,電流計と電圧計が示す値を読み
とった。表2は,その結果をまとめたものである。
抵抗C
150 cm
抵抗C
抵抗D
200 cm
0.5
抵抗D
図1
電源装置
6
8
電圧(V)
電圧計
電流計
図3
電池
ニクロム線の抵抗
抵抗X
電流計(A
電圧計
ニクロム線の抵抗
表2
抵抗
電流計の値
電圧計の値
抵抗A
1.00 A
4.0V
(1) 抵抗Aの抵抗の値は何Ωか。
(2) 抵抗Bと抵抗Cを直列に接続したときの全体の抵抗の値は何Ωか。
(10点)[
Q]
抵抗B
0.60 A
4.8V
(10 点)[
2)
(3) 実験1の結果をふまえ, 同じニクロム線を用いて, 6Ωの抵抗をつくるには長さを何 cm
にしたらよいか。 また, そう答えた理由を「ニクロム線の長さ」 と 「抵抗の値」 の2つの.
言葉を用いて簡潔に書け。
長さ
(各 10点)
0.8 の
cm)
理由[
(4) 実験2で,回路中の電圧計や電流計が示している値について述べた次の文のうち, 正し
いものはどれか。ア~エからすべて選んで, その記号を書け。
ア 電圧計の値は, 「ニクロム線の抵抗」に加わる電圧の大きさを示している。
ィ 電圧計の値は, 電池の電圧の大きさと抵抗Xに加わる電圧の大きさの和を示してい
る。
ウ 電流計の値は, 抵抗Xに流れる電流の大きさを示している。
I 電流計の値は, 抵抗Xに流れる電流の大きさと 「ニクロム線の抵抗」に流れる電流
の大きさの和を示している。
(完答 10 点)[
基礎 編
応用 編