の水溶液の性質 表は,水100gに溶ける物質の最大の質量と温度との関係をまとめたもので
る。また,表中の物質a~dのいずれか1つはミョウバンである。次の実験1,2について, あと
の各問いに答えなさい。(愛媛県)
(実験1) 水10gにミョウバン3.0gを入れた
試験管を20℃に保ち,よく振ったところ。
ミョウバンの一部が溶け残った。この試験
管を加熱して水溶液の温度を60℃まで上げ
ると,溶け残っていたミョウバンは全て溶
けた。次に,この試験管を冷却して水溶液
の温度を下げると,ミョウバンの結晶が出 酸カリウム
てきた。ただし,水の蒸発はないものとする。
(実験2) 水100gに硝酸カリウムを溶けるだけ溶かし, 40℃の飽和水溶液をつくった。この飽和水
溶液をゆっくり加熱し,10gの水を蒸発させた。加熱をやめ,この水溶液の温度を20℃まで下げ
ると、硝酸カリウムの結晶が出てきた。
(1)ミョウバンは,表の物質a~dのどれに当たるか。最も適当なものを1つ選べ。(
(2) 実験1で,水溶液の温度を60℃からミョウバンの結晶が出始めるまで下げていくとき,冷却し
始めてからの時間と水溶液の質量パーセント濃度との関係を表すグラフはどれか。次のア~エの
うち,最も適当なものを1つ選べ。 ただし, グラフは,ミョウバンの結晶が出始める直前の時間
であるtまでかかれている。
(7点×4)
[表中の数値の単位はg]
温度
物質
0℃
20℃
40℃
60℃
80℃
a
38
38
38
39
40
b
6
11
24
57
321
C
179
204
238
287
362
d
3
5
9
15
24
13
32
64
109
169
ア
イ
ウ
エ
0
時間
時間
時間
時間
(3) 実験2で出てきた硝酸カリウムの結晶はおよそ何gか。次のア~エから選べ。(
ア 26g
イ 32g
ウ 35g
エ 58g