【間 4】 各間いに答えなさい。
花子さんは、吸盤が壁や天井にはりつくことに興味をもち,次のような実験を行った。
(実験1) 図1のように、なめらかな板の表面に吸盤をはりつけ, おもり 図1
板
をつり下げた。おもりの質量と吸盤のようすとの関係を表1にまとめた。
表1
おもりの質量(g)
2900
3000
3100
2800
吸盤
吸盤のようす
はがれない
はがれない
はがれ落ちるはがれ落ちる
(実験2) 図2のように,簡易真空容器のふたの内側のなめらかな面に
実験1で用いた吸盤をはりつけ,おもりをつり下げた。容器内の空気を 図2
おちり
可能な限りぬいていったときの,おもりの質量と吸盤のようすとの関係
を表2にまとめた。
簡易真空容器
表2
おもりの質量(g)
700
800
500
600
吸盤のようす
はがれない
はがれない
はがれ落ちるはがれ落ちる
(1) 実験1で,吸盤にはたらく大気圧を表しているものはどれか。最も適切なものを、次のア~エから
1つ選び,記号を書きなさい。ただし、矢印は大気圧を表している。
「ア
イ
ウ
エ
板
吸盤
(2) 花子さんは,表1と表2をもとに考えたことを次のようにまとめた。
はまる適切な言葉を,それぞれ書きなさい。
あ
う
に当て
実験2は実験1と比べて, 吸盤がはがれ落ちるときのおもりの質量があ
くなり,吸盤を押しつける力がう
い。これは、
容器内の気圧がい
くなったためである。
(3))花子さんは, 実験の結果から吸盤についてさらに考えた。
i 高度0mの地点で約 5000gのおもりをつり下げたときに
はがれ落ちる吸盤を用いて, 高良度 2000 m の山頂で、実験1
のようにおもりの質量をかえて実験を行ったとする。この
吸盤がはがれ落ちるおもりの質量は約何gか。高度による
気圧の変化を示した図3をもとに,適切なものを,次の
ア~オからすべて選び, 記号を書きなさい。
(7 約 2000g
i 吸着する面積が異なる2つの吸盤がなめらかな板にはりついている。面積の大きさ以外は
同じ条件で,2つの吸盤につり下げるおもりの質量を増やしていく。このとき,吸盤がはがれ
落ちるようすとして最も適切なものを,次のア~ウから1つ選び、記号を書きなさい。また。
そのように判断した理由を,大気の大きさにふれて説明しなさい。
図3
10000
8000
度 6000
4000
2000
0
0
200 400 600 800 1000 1200
気圧(hPa.
イ 約 3000g
ウ 約 4000g
I 約5000g
オ 約 6000g)
(ア面積の大きい吸盤が先に落ちる イ面積の小さい吸盤が先に落ちる ウ 両方同時に落ちる)
高度 ( m)