解答
花粉嚢(のう)とは,「嚢」という漢字が示すように,袋状の構造で,中で花粉をつくるものを指します。
裸子植物では,小胞子葉(りん片)についた花粉嚢の中で花粉がつくられます。(イチョウは小胞子葉が小さいので,枝に直接花粉嚢がついています。)
一方,被子植物では,進化の過程で,花粉嚢が2個集まって半葯となり,さらに半葯が2つ集まった葯と花糸からなるおしべという構造に分化しました。葯の中の花粉嚢がばらばらになることはなく,同時に花粉ができます。被子植物では,葯というまとまりをつくる,と言えます。教科書では,葯の中に花粉が入っていると記述していますが,細かく記すなら,「葯の中の4つの花粉嚢の中で花粉ができる」となります。
以上をまとめると,葯は被子植物にしかありません。また,教科書の文章内で葯と花粉嚢を置き換えることはできません。よって,被子植物では「葯」,裸子植物では「花粉嚢」と使い分ける必要があります。
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