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BR
No.
Date
老年期の発達段階と課題>
・エリクソンの発達の考え方
・老年期は8段階目にあり、獲得すべき発湿課題は「人生全体の統合」である。
心理社会的人生段階
老年期
同一性
対
同一性混乱
忠誠
成人期
前成人期
青年期
学童期
遊戯期
自主性
対
罪悪感
目的
勤勉性
対
劣等感
適格
・幼児初期
自律性
対
恥、疑惑
基本的信頼
対
生殖性
対。
親密
愛
144
世話
総合
対
絶望・
英知
鹸化
表皮
視覚
覚
覚
乳児期 基本的不信
希望
・老年期の心理社会的葛藤は「統合」対「絶望」とされている
過去の悔恨や現状の失望も含め、すべてを自分自身で引き受けて絶望を克服し、自の統合を獲得する
・葛藤を乗り越えて得られるのが英知である。高齢者自身の人生をまっとうし、完結するとい
側面と後世につながっている意味合いも含む。
20.12.24

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ペックの発達の考え方」
ペックはエリクソンの人生段階に対して、中年期・老年期が大まかであるとして、
中年期を4つ、老年期を3つの段階に分けて、それぞれに心理的課題と
危機を設けた。
①「自我の分化」対「仕事上の役割への没入」(引退の危機)
・老年期前半には定年退職や子育てが完了することになり、これまでの
価値体系の変換を迫られる。
→この変換がうまくいかないと、仕事以外の活動に満足が見いだせなかったり、
その後の人生を絶望的にとらえるようになってしまう。
●新しい生活において、新しい役割を見出してうまく適応できると引退の危機を
回避できる。
②「身体の超越」対「身体への没入」(身体的健康の危機)
●老年期後半には、身体的な苦痛の体験が増え、身体的危機に直面する。
●身体は衰えたとしても人間関係の豊かさや創造的活動に生きがいを見いだす
ことで身体的健康を失う苦痛を乗り越えていける。
3 「自我の超越」対「自我への没入」(死の危機)
老年期終末になると、近い将来に確実にやってくる死を予期することになる。
●死にこだわるのではなく、考えかたを転換し家族や社会のために
価値ある行動をすることで死の危機を乗り越えていける。

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加
○ハヴィガーストの発達の考え方
表
ハヴィガーストはエリクソンの心理社会的発達段階に影響を受けて、各人生段階の発達課題を
検討したとされ、個人の欲求と社会的な要請の相互作用によって求められる課題をより具体的に提示皮
それぞれの発達期に固有の発達課題が存在し、それをうまく達成することが
幸福とそれ以降の課題の達成を可能にする。
老年期は第6段階ある。
①体力と健康の衰退への適応
これまでの活動継続が難しい状況になっていくため、
体力と健康状態に応じた活動に変更して適応する。
②退職と収入の減少への適応
・職業を失うと自分には価値がないと感じてしまう。
・収入の減少という現実に立ち向かわなければならないが、新しい価値の
発見、収入に見合う生活をすることで適応する。
③配偶者の死に対する適応
・男女が長年連れ添ったあとには、どちらもひとりでやっていくことは
難しいが、新たな自分の人生を生きていく。
④自分の年齢集団の人と率直な親しい関係を確立する
・自分と同年代との関係は、ともに生きてきた仲間同士であり、
老いたという暗黙の承認を得ることにもなる。
⑤ 柔軟なやりかたで社会的な役割を身につけ、それに適応する
家庭内での役割を見つける、コミュニティ活動の役割や趣味や
余暇活動などを見つける活動する。
⑥ 満足のいく住宅の確保
視
覚
聡
覚
住んでいた住宅に固執する傾向があるが、家族構成の変化や身体を使う
作業が困難になったりするために快適で便利な住まいを見つけることで
適応する。
2012.24
Pl