この世のすべてのものは、原子と呼ばれるつぶつぶでできています。そのつぶつぶの内、陽子の数が同じものは性質がほぼ同じなので、陽子の数別に分類したものが元素です。だから、元素は、そのつぶつぶ一つずつを指します。そして、そのつぶつぶがいっぱいくっついてできた塊が純物質で、その中のさらに同じ元素でできたつぶつぶの塊が単体です。あまりうまく説明できませんが。身の回りにある、鉄だとか酸素だとか言われているやつは、それらでできたつぶつぶの塊を見て言っているのですべて単体です。
今回で言えば、(2)では、ナトリウムのつぶつぶと塩素のつぶつぶがいっぱいくっついて塩化ナトリウムという塊(化合物)ができると言っているので、ナトリウムだけの塊(単体)は表しておらず、そのつぶつぶのことを言っているので元素。(3)は説明がめんどくさいので省略(詳細は無機化学で)。(4)では、リンというつぶつぶは、赤リンと、黄リンという塊(単体)を作ると言っているので元素。(1)と(5)の酸素は、Oのつぶつぶが2つくっついてできた、O2の塊のことを言っているので単体。