可算名詞(数えられる名詞)か不可算名詞(数えられない名詞)の区別は「切る(手を加える)ことで物本来の使い方ができるかできないか」で出来ます。
結果からすると
物本来の使い方が
・できる⇒不可算名詞
・できない⇒可算名詞
となります。
例えば
パンは切っても切ってもパンとして食べることができます。この「切っても食べることができる」ことは「物本来の使い方ができる」と言えます。これよりパンは不可算名詞、つまり数えられない名詞と言えます。
一方ペンは切る、つまり壊すとペンとして使うことができません。この「壊すと使うことができなくなる」ことは「物本来の使い方ができない」と言えます。これよりペンは可算名詞、つまり数えられる名詞であると言えます。
ただこの考え方に当てはまらないっぽいものがあります。例えばチョコレート。チョコレートは可算名詞と不可算名詞のどちらも取ることができます。ではこれらをどのように分けるのかが重要になります。
結論からするとこれも「手を加えた時に物本来の使い方ができるかできないか」で考えることが可能です。
例えば板チョコの場合、板チョコは割っても溶かしてもチョコはチョコです。このようにチョコレートを「素材や単なる食べ物」と考える場合は何をしようが「チョコレートである」ため不可算名詞として考えられます。
しかし板チョコはいくつかの種類があります。またハロウィンでもらうお菓子にチョコレートがある場合は1つ1つあります。このように個々にある場合にはそれ1つに価値があるため、「1つ丸々ないと価値がない」と考えられます。イメージとしては、きのこの山のチョコの部分を持っていかれたような感じです。きのこの山は「チョコの傘とビスケットの柄」があってきのこの山なので、チョコの傘を持っていかれたらきのこの山として価値がなくなってしまう。
以上のことからチョコレートを個々で見る場合は可算名詞として考えられます。
この考え方で可算名詞か不可算名詞かを区別することは可能です。
なるほど。ありがとうございます
即席ですがイメージとして。