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|| 実践問題
49③ 資料 DNA の組成 遺伝子の本体
である DNAは通常, 二重らせん構造をとっ
ている。 しかし、例外的ではあるが, 1本鎖
の構造をもつ DNA も存在する。 表1は,い
ろいろな生物材料の DNA を解析し, 構成要
素 (構成単位)である A, G, C, T の数の割
合 (%) を比較したものである。
AとTGとCの割合が等しくないで
問1 解析した10種類の生物材料 (ア~コ)
の中に1本鎖の構造の DNAをもつもの
が一つ含まれている。 最も適当なものを,
次の①~⑩のうちから一つ選べ。
ア
(2)
イ
(5)
オ
(8)
I
⑦キ
ク
① 16.7%
(6)
カ
⑨ヶ
表1
生物材料
ア
イ
⑩ コ
オ
キ
→ク
クケコ
DNA 中の各構成要素の数の割合(%)
ELA
GCCANT
26.6
22.9
27.3
28.9
28.7
32.8
29.7
31.3
24.4'
24.7
15.1
23.1
22.7
22.8
FOTBO
21.0
21.1
22.1
22.0
17.7
17.3
20.8 20.4
18.5
17.3
24.7
18.4
25.7
35.4
③ 25.0% (4) 33.4%
RAEL Y
26.0
34.9
QUE
27.4
27.2
38.6%
29.0
27.2
00*4**
問2 新しいDNA サンプルを解析したところ, TがGの2倍の数含まれていた。 この DNA の推定さ
れる A の数の割合は何%か。 最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。 ただし、この
DNA は, 二重らせん構造をとっている。
A と T, G とCの割合が等しい
TOATEKSOTION
② 20.1%
32.2
29.1
32.9
32.5
23.6
14.6
(6) 40.2%
00P
本誌 p.24
49 問1⑧
Navil
問 1. 問 2 2本鎖DNA において, A
と T, C と Gの数の割合はそれぞ
れほぼ等しくなる。
問2④
SAKI
問1 二重らせん構造をとっているDNA
は2本の鎖の間でAとT, GとCが
対になって結合しているため, AとT,
GとCの数の割合はそれぞれ等しい。
1本鎖構造の DNA では対になるもの
がないので, A, T, G, Cの数の割
2018
合はばらばらになる。
問2このDNA の全塩基数に占めるA
とTの数の割合を 2x (%), GとCの
数の割合をx(%) とおくと,
2x+2x+x+x= 100 (%)
これを解くと, x≒ 16.7(%)
よって, 全塩基数に占める Aの数の
割合は,
2 x 16.7(%) = 33.4(%)
50 問1② ⑥
思考 Navi
問2 ア… ④,②