|ほぼすべての分子が電離 ごく一部の分子が
CH。COOH
D酸 塩基の強さ
電離度
HCI→H++ CI-
こ CHCO0-.
塩酸と酢酸はとちらも1価の酸だが, 同濃度
He
H2
(例えば 0.1 mol/L) の塩酸および酢酸に亜鉛
Zn を加えると,塩酸では激しく水素 H2を発
生するが,酢酸では反応が穏やかである。これ
塩酸
酢酸
→図5
は,塩酸では塩化水素分子 HCI がほぼすべて
電離して水素イオンH*が多数存在するのに対
し,酢酸ではこごく一部の酢酸分子 CH。COOH
Zn
だけしか電離していないためである。つまり,
H* の濃度が塩酸の方が酢酸より大きいため,
O図5 酸とZn の反応
Zn + 2H* -→ Zn** + H2
激しく反応する。
酸や塩基のような電解質が水に溶けているとき,溶けている電解質全傷
のうち電離した電解質の割合を、電離度という。
degree of electrolytic dissociation
電離した電解質の物質量(または濃度)
溶けている電解質全体の物質量(または濃度)
電離度α=
0<a<1
く