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第2章 生命の連続性
思考力表現力 問題にチャレンジ
1 バフンウニの雌と雄を用意し, 図1のように海水を満たした
図1
ビーカーに卵と精子をそれぞれ採取し, 次の観察を行った。 あと
の問いに答えなさい。
海水を
満たした一
ビーカー
く山口)
卵一
精子
[観察]
図2
1採取した卵を, 海水といっしょにビーカーからペトリ皿に移した。 この
海水でう
めた精子
ペトリ皿に, 図2のように海水でうすめた精子を加えて, 受精させた。
2 図3のようにホールスライドガラスに受精卵を移し, 顕微鏡で観察した。 海水と卵の入った
その後,同一の受精卵について, 30分ごとに, 発生のようすを観察した。
3 表は, 受精直後, 90分後, 120分後, 360分後の観察の結果をまとめた
ペトリ皿
図3
受精卵
ものである。
表
受精後の時間
受精直後
90分
120分
360分
ホールスライ ドガラス
発生のようす
受精後の分裂の回数
細胞数
0回
1個
1回
2個
2回
4個
多数
多数
(1) 表のように, 歴の細胞数は, 受精後1回目の分裂で2個になり, 2回目の分裂で4個になる。 受精後
5回目の分裂で, 歴の細胞数は何個になるか。答えなさい。 なお, バフンウニでは受精後5回目の分裂
までは, 歴の各細胞はすべて同時に分裂する。
[ 32<回
(2) 2つの生殖細胞が合体して子ができるにもかかわらず, 子の細胞にある染色体の数が, 親の細胞にあ
る染色体の数の2倍ではなく, 同数に保たれるのはなぜか。 簡潔に述べなさい。
2
メンデルは, エンドウのもつ形や色などの形質に着目して, 形質が異なる純系の親を交配し, 多数の
子を得た。子はすべて同じ形質だった。さらに, その種子を育て自家受粉させて得た孫の形質とその個体
(福島)
数の比を調べた。次の表は, メンデルが行った実験の結果の一部である。
孫の形質と個体数
形質
親の形質の組み合わせ
子の形質
丸
しわ
1850:丸
5474
種子の形
しわ
黄
緑
黄
152:緑
428
さやの色
X
Y
(1) 表のX, Yにあてはまる形質の組み合わせとして最も適当なものを, 右のア~エの
ア
丸
黄
中から1つ選びなさい。
(2) 孫の代を自家受粉してできる 「ひ孫の代」 における黄と緑の個体数の比を, 最も簡
ウ
イ
丸緑
しわ 黄
単な整数比で表すとどのようになるか。 次のア~カの中から最も適当なものを1つ選
エしわ緑
びなさい。
イ黄:緑=4:3
ウ 黄:緑=5:3
ア 黄:緑=3:1
オ 黄:緑=3:4
カ 黄:緑=3:5
エ 黄:緑= 1:3