4 刺激に対する反応を調べる実験について,次の各問に答えよ。
<実験1 > を行ったところ, <結果 1 > のようになった。
< 実験 1 >
(1) 図1のように, 12人の生徒が手をつないで輪に図1
なった。
(2) Aさんは,右手でストップウォッチのスタートボ
タンを押すと同時に、左手で、隣にいるBさんの右
手を握った。
(3) 右手を握られた生徒は、次々に, 左手で隣にいる
生徒の右手を握っていった。
(4) その間にAさんはストップウォッチを左手に持ち
替えておき、 最後のCさんに右手を握られたら、左
手でストップウォッチを止めた。
(5) (2)~(4)の操作を3回繰り返して行った。
<結果 1 >
かかった時間の1回あたりの平均は, 3.0 秒であった。
また、図2は,実験1>で刺激の信号と命令の信号が伝
わる経路を模式的に表したものである。
図3
スイッチ P
図2
-7-
左手
Bさん
Aさん
Y
次に,<実験2> を行ったところ, <結果2 > のようになった。
<実験2>
(1) 1台のコンピュータに、 2つのスイッチPとQが接続されている装置を用意した。 この装置では,
スイッチPを押すとコンピュータのタイマーがスタートし、スイッチQを押すとタイマーが止まる
ようになっている。
(2) AさんはスイッチPと小さな旗を, BさんはスイッチQを持って, お互い 100m離れた位置に
立った。
(3) 図3のように, Aさんは,旗を左手
に持って高く上げ, 旗を振り下ろすと
同時に右手でスイッチPを押した。 B
さんは, 旗が振り下ろされるのが見え
たらスイッチQを押してタイマーを止
め、時間を計測した。
(4) (3) の操作を10回繰り返して行った。
<結果 2 >
かかった時間は、回を重ねるごとに, 少しずつではあるが短くなっていることが分かった。
S
・旗
Cさん
Aさん
ストップウォッチ
頭(脳)
X
右手
スイッチQ
Bさん