ヒトの体表をおおう皮膚の表面にある角質層は, 病原体などが体内に侵入することを防いで
いる。一方,鼻や口, 消化管,気管などの内壁にある粘膜は, 粘液によって異物が体内に侵入
することを防いでいる。一般に,物理的防御のしくみをもつ( ア )よりも, 化学的防御の
しくみしかもたない( イ )の方が異物の侵入を受けやすい。化学的防御は, ( ウ ) や
(エ)などによる。
物理的防御や化学的防御を通り抜けて体内に侵入した異物は ( オ)などの食作用によっ
て排除される。それでも排除することのできない異物に対しては,食作用を行った一部の細胞
から抗原提示を受けたリンパ球により, ( カ ) などが始まる。
免疫はヒトの健康を保つために必要不可欠なしくみであり, 免疫のしくみを利用してさまざ
まな医療技術が確立している。疲労やストレス,加齢などによって免疫のはたらきが低下した
a
り,外界からの異物に対する免疫反応が過剰になったりすると, さまざまな症状があらわれる
ことも明らかになっている。
問1 文章中の ( ア )·( イ )に入る語の組合せとして最も適切なものを,次の①~0
の中から1つ選びなさい。
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ア
イ
0
角質層
粘膜
の
角質層
毛細血管
3
粘膜
角質層
粘膜
毛細血管